サンアイイソバという女の人は大変大きな人で荷物を引いた馬が通れる道も体を横にしなければ通れなかった。イソバは島人思いで馬七頭ぶんの芋を一日で掘ったり、田をたくさん開墾し北牧場(ニチヌマティ)もイソバが作ったものである。帆安のあたりにもイソバが作った田が残っている。ある時宮古の仲宗根豊見親の息子の仲屋金盛が与那国に攻めてきた。イソバはなんだか怖い夢を見て、起きてみると帆安の方が火事になっていった。そこでイソバは走って行き北崎のところで仲屋金盛を捕まえ「帆安の按司を殺したか」と聞いた。すると金盛は「殺した」と答えたので、イソバは金盛の足をつかんで引き裂こうとした。そこで金盛は「本当は殺していない、生け捕った」と言ったのでイソバは金盛を逃がしてやるが、帆安は焼き払われて按司は殺されていた。怒ったイソバは金盛を追いかけるが金盛はそのまま逃げおおせた。その後イソバの子供は成長して石垣に行ったが、イソバはこの子供たちの航海の無事を祈って暮らした。イソバは島袋という人と結婚しており、島袋春充さんが17代目の子孫にあたる。この島袋というイソバの夫であった人は沖縄から派遣された役人ではないかと思われる。
| レコード番号 | 47O341628 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C125 |
| 決定題名 | サンアイイソバ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 池間苗 |
| 話者名かな | いけまなえ |
| 生年月日 | 19191217 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡与那国町祖納 |
| 記録日 | 19960916 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那国町祖納 T01 A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | サンアイイソバ,北牧場,ニチヌマティ,帆安,宮古,仲宗根豊見親,仲屋金盛,与那国,火事,按司,石垣,航海の無事,イソバ,島袋 |
| 梗概(こうがい) | サンアイイソバという女の人は大変大きな人で荷物を引いた馬が通れる道も体を横にしなければ通れなかった。イソバは島人思いで馬七頭ぶんの芋を一日で掘ったり、田をたくさん開墾し北牧場(ニチヌマティ)もイソバが作ったものである。帆安のあたりにもイソバが作った田が残っている。ある時宮古の仲宗根豊見親の息子の仲屋金盛が与那国に攻めてきた。イソバはなんだか怖い夢を見て、起きてみると帆安の方が火事になっていった。そこでイソバは走って行き北崎のところで仲屋金盛を捕まえ「帆安の按司を殺したか」と聞いた。すると金盛は「殺した」と答えたので、イソバは金盛の足をつかんで引き裂こうとした。そこで金盛は「本当は殺していない、生け捕った」と言ったのでイソバは金盛を逃がしてやるが、帆安は焼き払われて按司は殺されていた。怒ったイソバは金盛を追いかけるが金盛はそのまま逃げおおせた。その後イソバの子供は成長して石垣に行ったが、イソバはこの子供たちの航海の無事を祈って暮らした。イソバは島袋という人と結婚しており、島袋春充さんが17代目の子孫にあたる。この島袋というイソバの夫であった人は沖縄から派遣された役人ではないかと思われる。 |
| 全体の記録時間数 | 12:06 |
| 物語の時間数 | 11:06 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◯ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |