伊芸屋嘉スグラーと鍬の数(共通語)

概要

ある男の人が畑で仕事をしている時、抜いた草を後ろに捨てると、その草が税金をとりに来た侍が乗っている馬の足に当たってしまった。それで怒った侍はその人を打ち首にしようとしたが、その人が謝ったので許した。その代わり自分が再び戻って来るまでに何回鍬を打ったか数えておけといわれる。それでその男は、最初は数えているのだが後からは分らなくなる。それで困った顔をしていると、そこへ男の息子がやって来て、「お父さん、どうしてそんなに困った顔をしているのか」と聞くと、その理由を父親が話した。するとその子供は、「大丈夫だから」と言った。そして、そのあと侍が来て、「だぁ、父親はどうしたか。あなたの父親は鍬の数を数えていたか」と言うと、その子供は侍に向って、「それでは、あなたはここまで来るのに馬の足は何回だったか」と聞き返した。その侍は答えることができずに、その父親を許してやった。その子供はとても知恵があったので、これを生かしておいたら大変だということで殺されてしまったという。

再生時間:2:44

民話詳細DATA

レコード番号 47O231695
CD番号 47O23C119
決定題名 伊芸屋嘉スグラーと鍬の数(共通語)
話者がつけた題名
話者名 津波古充直
話者名かな つはこじゅうちょく
生年月日 19150601
性別
出身地 仲里村
記録日 19890916
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 T13A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 仲里の民話P481
キーワード 侍,鍬の数,童,馬の足
梗概(こうがい) ある男の人が畑で仕事をしている時、抜いた草を後ろに捨てると、その草が税金をとりに来た侍が乗っている馬の足に当たってしまった。それで怒った侍はその人を打ち首にしようとしたが、その人が謝ったので許した。その代わり自分が再び戻って来るまでに何回鍬を打ったか数えておけといわれる。それでその男は、最初は数えているのだが後からは分らなくなる。それで困った顔をしていると、そこへ男の息子がやって来て、「お父さん、どうしてそんなに困った顔をしているのか」と聞くと、その理由を父親が話した。するとその子供は、「大丈夫だから」と言った。そして、そのあと侍が来て、「だぁ、父親はどうしたか。あなたの父親は鍬の数を数えていたか」と言うと、その子供は侍に向って、「それでは、あなたはここまで来るのに馬の足は何回だったか」と聞き返した。その侍は答えることができずに、その父親を許してやった。その子供はとても知恵があったので、これを生かしておいたら大変だということで殺されてしまったという。
全体の記録時間数 3:20
物語の時間数 2:44
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP