浦添に城間仲という大変な金持ちがいた。明日は正月、今日は大晦日という時に、ある貧乏者が「金持ちの所へ行って何かを取って来よう」と天井に上がっていた。城間仲はそのことを知っていて、妻が人数分のお膳を仕度しているのに向かって、「お膳を一つ持って来い」といって、余分に準備させた。そして天井裏の盗人に向かって、「下りてきてご馳走を食べなさい」といって、ご馳走をたくさんあ上げたという。そして、いつまでも栄えるようにと盗人が願った。本当の金持ちは三代まで続くという。それでいつまでも栄えた。
レコード番号 | 47O231633 |
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CD番号 | 47O23C117 |
決定題名 | 大歳の盗人(共通語) |
話者がつけた題名 | - |
話者名 | 桃原清治 |
話者名かな | とうばるせいじ |
生年月日 | 19140513 |
性別 | 男 |
出身地 | 仲里村字宇根 |
記録日 | 19890916 |
記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
元テープ番号 | T09A17 |
元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
分類 | 伝説 |
発句(ほっく) | - |
伝承事情 | - |
文字化資料 | 仲里の民話P409 |
キーワード | 大晦日,盗人,城間仲 |
梗概(こうがい) | 浦添に城間仲という大変な金持ちがいた。明日は正月、今日は大晦日という時に、ある貧乏者が「金持ちの所へ行って何かを取って来よう」と天井に上がっていた。城間仲はそのことを知っていて、妻が人数分のお膳を仕度しているのに向かって、「お膳を一つ持って来い」といって、余分に準備させた。そして天井裏の盗人に向かって、「下りてきてご馳走を食べなさい」といって、ご馳走をたくさんあ上げたという。そして、いつまでも栄えるようにと盗人が願った。本当の金持ちは三代まで続くという。それでいつまでも栄えた。 |
全体の記録時間数 | 1:26 |
物語の時間数 | 1:26 |
言語識別 | 共通語 |
音源の質 | ○ 周囲の声あり |
テープ番号 | - |
予備項目1 | - |