寄木の主(共通語)

概要

男が投げ網の漁に出かけ、寄木の下に座っていると、寄木の神々が話をしていた。「西の家と東の家に子供が生まれたので、猫に化けて行ったが、東の家では汚いからといって棒で叩き出されので、子供の男の子には得を与えなかった。西の家ではご馳走を出してもてなしてくれたので、万石の得を生まれた女の子に与えた」と。それを聞いた男は、自分の家にも子供が生まれる予定だったので帰ってみると男の子が生まれていた。男は寄木の神の話を聞いたので、子供達が成長した時、夫婦にした。結婚した後、妻の得で夫は金と名誉を得ることができたのだが、それを自分の得だと自慢するので、妻が「得は天にあり」と言うと、夫は怒って妻を追い出した。妻は深山に入って行って、一つの灯りを見つける。そこはおじいさんが一人で住んでいる小さな小屋だった。一夜の宿を乞うと快く泊めてくれた。妻は、やはり家に帰ることにし、その前に水を飲む。その入れ物の底を見ると、虫が入っていた。妻はそれが気になりながらも家に帰る。夫に許しを乞うが許してもらえない。妻は虫を飲んだことが気になり、とうとう病気になってしまった。どんなに金を積んでも、どこの病院でも治すことができなかった。小さな病院が最後に残った。そこで、病気になった理由を聞かれ、虫を飲んだことを話す。その医者は色の着いた水を薬だと言って渡し、一週間飲んだらまた来いと言う。妻が再び病院を訪ねると(医者はその妻の病気は、実は虫を飲み込んでしまったという気の病いであることに気づき)、女にわからないように虫を飲ませ、次にそれを吐き出させる薬を飲ませた。吐き出した洗面器の虫を見てから病気が治った。結局その医者は薬で病気を治したわけではなかった。それで、病は気から、といわれている。

再生時間:13:26

民話詳細DATA

レコード番号 47O234571
CD番号 47O23C239
決定題名 寄木の主(共通語)
話者がつけた題名
話者名 諸見里泰治
話者名かな もろみざとたいじ
生年月日 18931020
性別
出身地 多良間村字塩川
記録日 19780807
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T24B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 祖父から
文字化資料
キーワード 男,投げ網の漁,寄木,神々が話,西の家,東の家,子供,猫に化けた,棒で叩き出された,ご馳走,万石の得,夫婦,妻の得,金と名誉,得は天にあり,妻を追い出した,おじいさん,小さな小屋,水,入れ物の底,虫,病気,小さな病院,色の着いた水,薬,病は気から
梗概(こうがい) 男が投げ網の漁に出かけ、寄木の下に座っていると、寄木の神々が話をしていた。「西の家と東の家に子供が生まれたので、猫に化けて行ったが、東の家では汚いからといって棒で叩き出されので、子供の男の子には得を与えなかった。西の家ではご馳走を出してもてなしてくれたので、万石の得を生まれた女の子に与えた」と。それを聞いた男は、自分の家にも子供が生まれる予定だったので帰ってみると男の子が生まれていた。男は寄木の神の話を聞いたので、子供達が成長した時、夫婦にした。結婚した後、妻の得で夫は金と名誉を得ることができたのだが、それを自分の得だと自慢するので、妻が「得は天にあり」と言うと、夫は怒って妻を追い出した。妻は深山に入って行って、一つの灯りを見つける。そこはおじいさんが一人で住んでいる小さな小屋だった。一夜の宿を乞うと快く泊めてくれた。妻は、やはり家に帰ることにし、その前に水を飲む。その入れ物の底を見ると、虫が入っていた。妻はそれが気になりながらも家に帰る。夫に許しを乞うが許してもらえない。妻は虫を飲んだことが気になり、とうとう病気になってしまった。どんなに金を積んでも、どこの病院でも治すことができなかった。小さな病院が最後に残った。そこで、病気になった理由を聞かれ、虫を飲んだことを話す。その医者は色の着いた水を薬だと言って渡し、一週間飲んだらまた来いと言う。妻が再び病院を訪ねると(医者はその妻の病気は、実は虫を飲み込んでしまったという気の病いであることに気づき)、女にわからないように虫を飲ませ、次にそれを吐き出させる薬を飲ませた。吐き出した洗面器の虫を見てから病気が治った。結局その医者は薬で病気を治したわけではなかった。それで、病は気から、といわれている。
全体の記録時間数 13:26
物語の時間数 13:26
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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