鬼の家の便所(方言)

概要

昔、兄妹がいた。兄は悪質な者で西海岸の洞穴に住んでいた。世間の人が「あなたの兄は人を妨害している」と妹に言う。妹が兄の所へ行くと、穴の中には人骨があった。妹は子供も連れていたので、わざと子供をつねって泣かせる。「なぜ泣いているのか」と兄が聞く。「大便したいから」と答える。兄が「ここでさせなさい」と言うと、「この子は人の前ではやらない、遠い所でしかやらない」と言って、遠い所まで行く。兄は(妹の)手首に縄をかけて行かしたので、それをシャリフ(ビンゴ)にくくりつけて母子二人は逃げた。兄が縄をたどっていくと、二人ともいないので追い掛ける。おじいさんが畑を耕している所へ行き、「二人が逃げて来なかったか」と聞く。おじいさんはクバ笠の下に母子を隠しておいた。兄はその笠を不審に思い、その周りを三回ほど回った。おじいさんが笠の下をのぞくと、二人とも死んでいたという伝え話。

再生時間:2:47

民話詳細DATA

レコード番号 47O234501
CD番号 47O23C236
決定題名 鬼の家の便所(方言)
話者がつけた題名 マクパタラの話
話者名 美里泰公
話者名かな みさとたいこう
生年月日 19130103
性別
出身地 多良間村字仲筋 
記録日 19780808
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T21B10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 兄妹,兄は悪質な者,西海岸の洞穴,兄は人を妨害している,人骨,子供,泣かせる,大便,手首に縄,シャリフ,おじいさん,畑,クバ笠の下
梗概(こうがい) 昔、兄妹がいた。兄は悪質な者で西海岸の洞穴に住んでいた。世間の人が「あなたの兄は人を妨害している」と妹に言う。妹が兄の所へ行くと、穴の中には人骨があった。妹は子供も連れていたので、わざと子供をつねって泣かせる。「なぜ泣いているのか」と兄が聞く。「大便したいから」と答える。兄が「ここでさせなさい」と言うと、「この子は人の前ではやらない、遠い所でしかやらない」と言って、遠い所まで行く。兄は(妹の)手首に縄をかけて行かしたので、それをシャリフ(ビンゴ)にくくりつけて母子二人は逃げた。兄が縄をたどっていくと、二人ともいないので追い掛ける。おじいさんが畑を耕している所へ行き、「二人が逃げて来なかったか」と聞く。おじいさんはクバ笠の下に母子を隠しておいた。兄はその笠を不審に思い、その周りを三回ほど回った。おじいさんが笠の下をのぞくと、二人とも死んでいたという伝え話。
全体の記録時間数 2:47
物語の時間数 2:47
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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