クモの話(方言)

概要

大きい山を棲家にしているクモがいて、その山の前の道を通って町へ行く人達が次つぎと行方不明になった。町へ行って探しても、牛や馬も一緒に行方不明になっていて見当たらなかった。ある町の勇敢な人が、これはきっと悪い者がいるに違いないと、何十日間かこの道を通らないようにしようと、あちこちの町に連絡した。その連絡をするため何度もその道を歩いたが、それまでは何もなかった。ところがある日、見たことのない女がギターを弾きながっら若い声で歌っているのに行き合った。そういう日に、男が来れば女に化け、女が来れば男に化けて騙していた。その男は、あちこちの町にこの道は通るなと言っていたので、その女はきっと化け物だろうと覚悟して、隙を見て刀で切ると、女はクモになって山の方へ逃げて行った。クモが逃げた後を追い駆けると、そこには牛や馬や人間の骨が山ほど積まれて、そのクモも死んでしまった。その時から陸の大物はクモだ、海の大物はタコだといわれるようになった。

再生時間:3:34

民話詳細DATA

レコード番号 47O234470
CD番号 47O23C233
決定題名 クモの話(方言)
話者がつけた題名
話者名 饒平名泰仁
話者名かな よへなたいじん
生年月日 19000305
性別
出身地 多良間村字仲筋 
記録日 19780806
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T20A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 多良間村の民話P34
キーワード 大きい山,棲家,クモ,行方不明,牛や馬,勇敢な人,悪い者,女がギター,若い声で歌っている,男が来れば女に化け,女が来れば男に化けた,騙していた,化け物,刀,女はクモ,陸の大物はクモ,海の大物はタコ
梗概(こうがい) 大きい山を棲家にしているクモがいて、その山の前の道を通って町へ行く人達が次つぎと行方不明になった。町へ行って探しても、牛や馬も一緒に行方不明になっていて見当たらなかった。ある町の勇敢な人が、これはきっと悪い者がいるに違いないと、何十日間かこの道を通らないようにしようと、あちこちの町に連絡した。その連絡をするため何度もその道を歩いたが、それまでは何もなかった。ところがある日、見たことのない女がギターを弾きながっら若い声で歌っているのに行き合った。そういう日に、男が来れば女に化け、女が来れば男に化けて騙していた。その男は、あちこちの町にこの道は通るなと言っていたので、その女はきっと化け物だろうと覚悟して、隙を見て刀で切ると、女はクモになって山の方へ逃げて行った。クモが逃げた後を追い駆けると、そこには牛や馬や人間の骨が山ほど積まれて、そのクモも死んでしまった。その時から陸の大物はクモだ、海の大物はタコだといわれるようになった。
全体の記録時間数 3:34
物語の時間数 3:34
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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