姥捨山 難題(方言)

概要

年が60歳以上にもなると、山へお供したそうだ。でも中には仕方なしに山へ連れて行きながら、食事を運んで大事にする人もいたそうだ。ある時、薩摩の王から首里王に、木の根と梢を見分けて寄こしなさいという命令があった。そこで役人全員で考えるが、どうしても考えが浮かばず、毎日山へ通っている息子が、おじいさんにそういう話をすると、「水に浮かべ沈みの多い方が根である」と教えてくれた。またもう一問に、馬の親子を区別せよとのことだったが、これも、「大風が雨とともに吹き荒れる晩に、広場へ連れて行くとすぐ分かることだ」と言った。またもう一つは、灰の縄を編んで送るようにとのことであった。それで灰でどのように縄を編めばよいのか、みんなで考えても分からなかった。そしてまたおじいさんにその話をすると、藁を細かくして塩水をかけながら縄をない、火をつけておくときれいに縄の形が残るのだと教えてくれた。また四つ目は、雄鶏の卵を買って持って来なさいということであったが、それもおじいさんの知恵で、首里王がお産模様なので来れないということを息子が伝えることで、問題を決着することができた。そういうことで、年寄りが大事であることを改めて認識し、山へ捨てるということはなく、大事にしてあげたということである。

再生時間:5:14

民話詳細DATA

レコード番号 47O234460
CD番号 47O23C232
決定題名 姥捨山 難題(方言)
話者がつけた題名
話者名 饒平名泰仁
話者名かな よへなたいじん
生年月日 19000305
性別
出身地 多良間村字仲筋 
記録日 19780806
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T19A14
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 多良間村の民話P151
キーワード 60歳以上,山へお供した,食事,薩摩の王,首里王,木の根と梢,おじいさん,水に浮かべる,馬の親子を区別,大風,灰の縄,塩水,雄鶏の卵,首里王がお産催し,問題を決着,年寄りが大事
梗概(こうがい) 年が60歳以上にもなると、山へお供したそうだ。でも中には仕方なしに山へ連れて行きながら、食事を運んで大事にする人もいたそうだ。ある時、薩摩の王から首里王に、木の根と梢を見分けて寄こしなさいという命令があった。そこで役人全員で考えるが、どうしても考えが浮かばず、毎日山へ通っている息子が、おじいさんにそういう話をすると、「水に浮かべ沈みの多い方が根である」と教えてくれた。またもう一問に、馬の親子を区別せよとのことだったが、これも、「大風が雨とともに吹き荒れる晩に、広場へ連れて行くとすぐ分かることだ」と言った。またもう一つは、灰の縄を編んで送るようにとのことであった。それで灰でどのように縄を編めばよいのか、みんなで考えても分からなかった。そしてまたおじいさんにその話をすると、藁を細かくして塩水をかけながら縄をない、火をつけておくときれいに縄の形が残るのだと教えてくれた。また四つ目は、雄鶏の卵を買って持って来なさいということであったが、それもおじいさんの知恵で、首里王がお産模様なので来れないということを息子が伝えることで、問題を決着することができた。そういうことで、年寄りが大事であることを改めて認識し、山へ捨てるということはなく、大事にしてあげたということである。
全体の記録時間数 5:14
物語の時間数 5:14
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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