一人は貧乏、一人は金持ちの家の朋友がいる。貧乏者の家の者が正月の準備ができないので、金持ちの家へ借金に行くと、金持ちの友人から、正月ができなければ青草を食べなさいと言われ、断わられる。貧乏人は帰る途中、山中で年寄りが薪を割っているのに出会う。見るにしのびず「なぜ、年寄りがそんなことをしているのか」と尋ねると、年寄りは、「正月の準備をしている」と答える。男は見るにしのびず手伝いをした。2,3回斧を振り終えると、年寄りは、もういいと言い、年寄りの孝行したからと木の実を与え、「これを持って帰れば途中で小人が欲しがるはずだから、それを小人達に上げ、代わりに小人の大切な宝物の碾臼をもらって帰りなさい」と教える。「その臼は右に回せば欲しい物が出てくるし、左に回せば止まる」と教わる。そのようにして男は臼を持ち帰り、夫婦二人でご馳走や酒をいっぱい出して正月を過ごす。そこに金持ちの悪い友達が来て、「ご馳走がいっぱいあるがどうしたのか」と問いただし、訳を聞く。その友達は帰る振りをして台所に忍び込み、その臼を盗んで行ってしまった。そして船に乗り、「塩を出せ」と言って右に回すと、塩が船いっぱいになり、船は沈んでしまった。それから海の水は塩辛くなったそうだ。
| レコード番号 | 47O234459 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C232 |
| 決定題名 | 塩吹臼(方言混じり) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 饒平名泰仁 |
| 話者名かな | よへなたいじん |
| 生年月日 | 19000305 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 多良間村字仲筋 |
| 記録日 | 19780806 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 多良間T19A13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 多良間村の民話P61 |
| キーワード | 一人は貧乏,一人は金持ち,正月,借金,青草を食べなさい,年寄り,薪を,手伝い,木の実,小人,大切な宝物の碾臼をもらって帰りなさい」と教える。「その臼,右に回せば欲しい物,左に回せば止まる,夫婦二人,ご馳走,酒を,金持ちの悪い友達,臼を盗んだ,船,塩を出せ,船は沈んだ,海の水は塩辛くなった |
| 梗概(こうがい) | 一人は貧乏、一人は金持ちの家の朋友がいる。貧乏者の家の者が正月の準備ができないので、金持ちの家へ借金に行くと、金持ちの友人から、正月ができなければ青草を食べなさいと言われ、断わられる。貧乏人は帰る途中、山中で年寄りが薪を割っているのに出会う。見るにしのびず「なぜ、年寄りがそんなことをしているのか」と尋ねると、年寄りは、「正月の準備をしている」と答える。男は見るにしのびず手伝いをした。2,3回斧を振り終えると、年寄りは、もういいと言い、年寄りの孝行したからと木の実を与え、「これを持って帰れば途中で小人が欲しがるはずだから、それを小人達に上げ、代わりに小人の大切な宝物の碾臼をもらって帰りなさい」と教える。「その臼は右に回せば欲しい物が出てくるし、左に回せば止まる」と教わる。そのようにして男は臼を持ち帰り、夫婦二人でご馳走や酒をいっぱい出して正月を過ごす。そこに金持ちの悪い友達が来て、「ご馳走がいっぱいあるがどうしたのか」と問いただし、訳を聞く。その友達は帰る振りをして台所に忍び込み、その臼を盗んで行ってしまった。そして船に乗り、「塩を出せ」と言って右に回すと、塩が船いっぱいになり、船は沈んでしまった。それから海の水は塩辛くなったそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 5:58 |
| 物語の時間数 | 5:58 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |