天人女房(方言)

概要

メカル里主の家の庭に大きな池があって、その周囲に樫の木を植えておくと、その中にてっぺんが見えないほど高い木があった。そしてある日、きれいな女が水浴びをしていたのでよく見ると、木の上に着物が置かれ木に登るので、不思議に思いながらも好きになってしまい、女を嫁にしたくて着物を隠してしまった。帰れなくなった娘はメカル里主に宿を頼んだ。そして、とうとう着物を見つけることが出来ず、メカル里主の嫁となり二人の子供が生まれた。ある日、姉が妹の守りをしながら「泣くなよ妹、大きくなったらお母さんの飛べる着物を着て飛んで遊ぶから、泣くなよ妹」と歌っているのを聞いた。母親は子供から着物のありかを聞き取って隠しておいてから、夫に素性を明かし天に帰る。帰って後で縄を降ろして夫と子供二人を迎えることを約束し帰っていった。そして天の入り口がいつも開閉をしているので、開くと同時に飛び込むように、そこへ入ると仕事を与えられるので、種まきの時は馬に乗ってその足跡に種をまくように注意した。そして妻の言う通りにして家へ帰ると、すぐまたその実を取ってくるように言われた。植えたばかりで実がなるはずはないと思いながらも行ってみると、たくさん実っていた。それは冬瓜だったので持って帰ると、今度はその冬瓜を切るように命じられた。でも、あまりに大きな冬瓜なので、縦に切ることが出来ず横にして切った。そうするとその汁が天の川となった。そして、その側にある大きな星と小さな星が並んでいるのが、メカル里主と子供達で、反対側に一つだけ光っているのが、その天女のブナゼー星といわれているそうだ。

再生時間:10:41

民話詳細DATA

レコード番号 47O234446
CD番号 47O23C232
決定題名 天人女房(方言)
話者がつけた題名
話者名 饒平名泰仁
話者名かな よへなたいじん
生年月日 19000305
性別
出身地 多良間村字仲筋 
記録日 19780808
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T18B07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 多良間村の民話P21
キーワード メカル里主の家の庭,大きな池,樫の木,高い木,きれいな女,水浴び,木の上に着物,女を嫁に,メカル里主の嫁,二人の子供,妹の守り,お母さんの飛べる着物,歌,天に帰る,種まきの時,足跡に種,冬瓜,天の川,星,天女のブナゼー星
梗概(こうがい) メカル里主の家の庭に大きな池があって、その周囲に樫の木を植えておくと、その中にてっぺんが見えないほど高い木があった。そしてある日、きれいな女が水浴びをしていたのでよく見ると、木の上に着物が置かれ木に登るので、不思議に思いながらも好きになってしまい、女を嫁にしたくて着物を隠してしまった。帰れなくなった娘はメカル里主に宿を頼んだ。そして、とうとう着物を見つけることが出来ず、メカル里主の嫁となり二人の子供が生まれた。ある日、姉が妹の守りをしながら「泣くなよ妹、大きくなったらお母さんの飛べる着物を着て飛んで遊ぶから、泣くなよ妹」と歌っているのを聞いた。母親は子供から着物のありかを聞き取って隠しておいてから、夫に素性を明かし天に帰る。帰って後で縄を降ろして夫と子供二人を迎えることを約束し帰っていった。そして天の入り口がいつも開閉をしているので、開くと同時に飛び込むように、そこへ入ると仕事を与えられるので、種まきの時は馬に乗ってその足跡に種をまくように注意した。そして妻の言う通りにして家へ帰ると、すぐまたその実を取ってくるように言われた。植えたばかりで実がなるはずはないと思いながらも行ってみると、たくさん実っていた。それは冬瓜だったので持って帰ると、今度はその冬瓜を切るように命じられた。でも、あまりに大きな冬瓜なので、縦に切ることが出来ず横にして切った。そうするとその汁が天の川となった。そして、その側にある大きな星と小さな星が並んでいるのが、メカル里主と子供達で、反対側に一つだけ光っているのが、その天女のブナゼー星といわれているそうだ。
全体の記録時間数 11:23
物語の時間数 10:41
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP