太田道灌の話(方言混じり)

概要

太田道灌は酒屋通いばかりで、不真面目であった。ある日お供を連れて狩りに出かけ、キジ、カラス、野ネズミ、もぐら等を捕る。途中雨に降られ、ある家の軒下に雨宿りをする。その家の娘に、「雨に濡れて困っているから蓑笠を貸してくれ」と言う。すると娘は何も言わず庭に出て行き、庭木の枝を折って黙って差し出した。道灌はその意味が解らず、怒って濡れたまま帰った。家に帰りそのことをおじいさんに話すと、おじいさんは笑って、「お前は娘に一本やられたんだ」と言う。そしておじいさんが言うには、「花は咲けども実はならず、その娘は蓑笠がないのを恥ずかしがってその庭木を上げたのだ」と。その時、大田道灌は学問が大事であることを知り勤勉になって、天皇に差し上げるような文章を綴れるほどのりっぱな学者になった。それで天皇は道灌を誉め、江戸城の責任者にした。天皇が道灌に、「江戸城の景色はどうか」と聞くと、「山に囲まれた景色が良い。富士山も家の中にあるようで楽しい」と答えた。それで道灌は自分がこのように出世することができたのはあの娘のおかげだということで、娘に御礼の褒美を上げた。

再生時間:8:33

民話詳細DATA

レコード番号 47O234443
CD番号 47O23C232
決定題名 太田道灌の話(方言混じり)
話者がつけた題名
話者名 饒平名泰仁
話者名かな よへなたいじん
生年月日 19000305
性別
出身地 多良間村字仲筋 
記録日 19780808
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T18B04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 息子が東京で聞いた話を聞く。
文字化資料
キーワード 太田道灌,酒屋通い,不真面目,お供,狩り,キジ,カラス,野ネズミ,もぐら,雨,軒下に雨宿,蓑笠,庭木の枝,学問が大事,天皇,学者,天皇,江戸城の責任者,娘に御礼の褒美
梗概(こうがい) 太田道灌は酒屋通いばかりで、不真面目であった。ある日お供を連れて狩りに出かけ、キジ、カラス、野ネズミ、もぐら等を捕る。途中雨に降られ、ある家の軒下に雨宿りをする。その家の娘に、「雨に濡れて困っているから蓑笠を貸してくれ」と言う。すると娘は何も言わず庭に出て行き、庭木の枝を折って黙って差し出した。道灌はその意味が解らず、怒って濡れたまま帰った。家に帰りそのことをおじいさんに話すと、おじいさんは笑って、「お前は娘に一本やられたんだ」と言う。そしておじいさんが言うには、「花は咲けども実はならず、その娘は蓑笠がないのを恥ずかしがってその庭木を上げたのだ」と。その時、大田道灌は学問が大事であることを知り勤勉になって、天皇に差し上げるような文章を綴れるほどのりっぱな学者になった。それで天皇は道灌を誉め、江戸城の責任者にした。天皇が道灌に、「江戸城の景色はどうか」と聞くと、「山に囲まれた景色が良い。富士山も家の中にあるようで楽しい」と答えた。それで道灌は自分がこのように出世することができたのはあの娘のおかげだということで、娘に御礼の褒美を上げた。
全体の記録時間数 8:33
物語の時間数 8:33
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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