鬼の面(方言)

概要

若夫婦が生活していた。妻はおかず用のソーメンがなかったので、夫にソーメンを買って来るように言ったが、夫は買い物に行く途中、ソーメンの名を忘れてしまった。メンという言葉だけを覚えていたので、店で鬼のメンを買って帰った。妻は優しい人だったので、別に夫を怒りもせずに、鬼のメンはおかずに出来ないしと、鬼のメンをソーメンと取り換えて来るように夫に言った。夫は鬼のメンとソーメンを交換するため、再び店へと行くことにした。その途中の山道で、夫は木陰で休んでいた。そして鬼のメンをかぶったりはずしたりして進んでいた。その時、山の動物達が集まって、何かを真ん中において配当しようとしているのを見付けた。夫はこっそり鬼のメンをつけて動物達の仕業を見ていた。すると、動物達の一匹が鬼のメンに気が付いて山奥へ逃げたので、鬼のメンに背を向けていた動物達も、皆、山奥へ逃げていってしまった。そして動物達の集まっていた広場の真ん中に何かがあったので行ってみると、金、銀、さんごという宝物であったので、それを持って家へ帰った。勿論、ソーメンは買わずに宝物ばかりを持って家に帰り、それからは裕福に暮らしたそうだ。もし、夫婦間にソーメンを買って来なさいと言われて、間違って鬼のメンを買って来た時、夫婦げんかをしていたら、こういう宝には恵まれなかっただろう。夫婦愛し合っていたからこそ幸運に巡り合えたという話。

再生時間:5:38

民話詳細DATA

レコード番号 47O234424
CD番号 47O23C230
決定題名 鬼の面(方言)
話者がつけた題名 団子婿
話者名 饒平名泰仁
話者名かな よへなたいじん
生年月日 19000305
性別
出身地 多良間村字仲筋 
記録日 19780806
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T17A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 笑話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 多良間村の民話P159
キーワード 若夫婦,妻,ソーメンの名を忘れた,店,鬼のメン,妻は優しい人,夫は木陰で休んだ,山の動物,配当,金,銀,さんご,宝物,裕福,幸運
梗概(こうがい) 若夫婦が生活していた。妻はおかず用のソーメンがなかったので、夫にソーメンを買って来るように言ったが、夫は買い物に行く途中、ソーメンの名を忘れてしまった。メンという言葉だけを覚えていたので、店で鬼のメンを買って帰った。妻は優しい人だったので、別に夫を怒りもせずに、鬼のメンはおかずに出来ないしと、鬼のメンをソーメンと取り換えて来るように夫に言った。夫は鬼のメンとソーメンを交換するため、再び店へと行くことにした。その途中の山道で、夫は木陰で休んでいた。そして鬼のメンをかぶったりはずしたりして進んでいた。その時、山の動物達が集まって、何かを真ん中において配当しようとしているのを見付けた。夫はこっそり鬼のメンをつけて動物達の仕業を見ていた。すると、動物達の一匹が鬼のメンに気が付いて山奥へ逃げたので、鬼のメンに背を向けていた動物達も、皆、山奥へ逃げていってしまった。そして動物達の集まっていた広場の真ん中に何かがあったので行ってみると、金、銀、さんごという宝物であったので、それを持って家へ帰った。勿論、ソーメンは買わずに宝物ばかりを持って家に帰り、それからは裕福に暮らしたそうだ。もし、夫婦間にソーメンを買って来なさいと言われて、間違って鬼のメンを買って来た時、夫婦げんかをしていたら、こういう宝には恵まれなかっただろう。夫婦愛し合っていたからこそ幸運に巡り合えたという話。
全体の記録時間数 5:38
物語の時間数 5:38
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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