清明の話(方言)

概要

マフダウプトゥキ(大時)とシーミー(清明)はどちらも劣らぬトゥキ(占い師)であった。ある日マフダウプトゥキはシーミーの留守中にシーミーの妻から、占いの本を見せてもらった。そして、その中の「雨」についての所を書き直しておいて、何くわぬ顔でシーミーの妻に返す。シーミーの妻もマフダに本を貸したことは言わなかった。ある日、マフダとシーミーは「雨」についての研究をした。勿論マフダが自分の本を書き直したことをシーミーは知らなかった。マフダとシーミーは各々自分のトゥキの本を持って研究をした。そしてマフダが「我々2人は何をしても負けず劣らずの力を持っているが、もし万が一にもこの「雨」についての研究に、少しでも狂いが生じたら負ける者は自ら死ぬことにしよう」と言い、2人は固い約束を交わした。そして2人は、何月何日に雨が降って、何月何日に晴れるという賭けをした。その日がきたが、シーミーの言った雨の降る日は間違ってしまったので、シーミーは約束を守り自殺してしまった。シーミーは仏の所へ行くと、仏様は、「何故こんなに早くここに来たか」と聞く。シーミーはこれこれしかじかと答える。仏様は「シーミーとマフダのことはよく知っている。お前はマフダと賭けをして負けたが、これはマフダの策略だから早く帰ってマフダを連れて来い」と言った。シーミーはマフダを連れて来る。そこで仏様は2人に、「そんなに早くこちらに来るべきではないから、運命がくるまでは帰してやろう」と言って2人を帰す(生き返す)。しかしシーミーを鳥に、マフダをやもりにして生き返らせてしまった。それで今でも朝、やもり(マフダ)が先に鳴いて鳥(シーミー)は後で鳴くそうだ。それにマフダ(やもり)はシーミー(鳥)の敵だから、やもり(マフダ)は鳥(シーミー)のご馳走になっているとのこと。

再生時間:7:28

民話詳細DATA

レコード番号 47O234420
CD番号 47O23C230
決定題名 清明の話(方言)
話者がつけた題名 シーミーのユガタイ
話者名 饒平名泰仁
話者名かな よへなたいじん
生年月日 19000305
性別
出身地 多良間村字仲筋 
記録日 19780806
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T17A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 多良間村の民話P123
キーワード マフダウプトゥキ,シーミー,トゥキ,シーミーの妻,占いの本,雨の研究,自殺,仏,マフダと賭け,マフダの策略,シーミーを鳥に,マフダをやもり,生き返らせた,
梗概(こうがい) マフダウプトゥキ(大時)とシーミー(清明)はどちらも劣らぬトゥキ(占い師)であった。ある日マフダウプトゥキはシーミーの留守中にシーミーの妻から、占いの本を見せてもらった。そして、その中の「雨」についての所を書き直しておいて、何くわぬ顔でシーミーの妻に返す。シーミーの妻もマフダに本を貸したことは言わなかった。ある日、マフダとシーミーは「雨」についての研究をした。勿論マフダが自分の本を書き直したことをシーミーは知らなかった。マフダとシーミーは各々自分のトゥキの本を持って研究をした。そしてマフダが「我々2人は何をしても負けず劣らずの力を持っているが、もし万が一にもこの「雨」についての研究に、少しでも狂いが生じたら負ける者は自ら死ぬことにしよう」と言い、2人は固い約束を交わした。そして2人は、何月何日に雨が降って、何月何日に晴れるという賭けをした。その日がきたが、シーミーの言った雨の降る日は間違ってしまったので、シーミーは約束を守り自殺してしまった。シーミーは仏の所へ行くと、仏様は、「何故こんなに早くここに来たか」と聞く。シーミーはこれこれしかじかと答える。仏様は「シーミーとマフダのことはよく知っている。お前はマフダと賭けをして負けたが、これはマフダの策略だから早く帰ってマフダを連れて来い」と言った。シーミーはマフダを連れて来る。そこで仏様は2人に、「そんなに早くこちらに来るべきではないから、運命がくるまでは帰してやろう」と言って2人を帰す(生き返す)。しかしシーミーを鳥に、マフダをやもりにして生き返らせてしまった。それで今でも朝、やもり(マフダ)が先に鳴いて鳥(シーミー)は後で鳴くそうだ。それにマフダ(やもり)はシーミー(鳥)の敵だから、やもり(マフダ)は鳥(シーミー)のご馳走になっているとのこと。
全体の記録時間数 7:28
物語の時間数 7:28
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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