昔、何千万、何万年前のこと。穀税時代にはらい病者は二ツ川村に集まっていた。らい病者は穀税を払わなくても良かったので、健康な人でも怠け者などは自分で自分の手の指を切り、らい病だと届け出た。その人達は、簡単に二ツ川村に行くことができた。二ツ川村に行けば海仕事も畑仕事もよくでき、生活も楽であった。二ツ川村の男も女も美人が多かったので、町の青年などは二ツ川村の美人と遊ぶようになった。町の長はこれを心配して、二ツ川村をなくそうと考える。そして二ツ川村の娘を妾にした。その妾に村の様子を聞く。その妾は二ツ川村では、三月三日に皆で浜下りをすることを教える。その日、町の長は二ツ川村の人が浜に行った後、村に火をつける。そして、浜から駆けつけてくる人々を全部殺してしまった。一番後から鬼のような大男がゆっくり歩いて来た。町の長はこの大男から奪ったのか、死んだ人々から奪ったのか、七つのイグン(モリ)でこの大男を殺した。これをイグントリナナツという。
| レコード番号 | 47O234419 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C229 |
| 決定題名 | イグントリナナツ(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 饒平名泰仁 |
| 話者名かな | よへなたいじん |
| 生年月日 | 19000305 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 多良間村字仲筋 |
| 記録日 | 19780806 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 多良間T17A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 多良間村の民話P211 |
| キーワード | 穀税時代,らい病者,二ツ川村,怠け者,海仕事,畑仕事,生活も楽,男も女も美人が多かった,二ツ川村の娘を妾,三月三日,浜下り,村に火をつける,鬼のような大男,七つのイグン,イグントリナナツ |
| 梗概(こうがい) | 昔、何千万、何万年前のこと。穀税時代にはらい病者は二ツ川村に集まっていた。らい病者は穀税を払わなくても良かったので、健康な人でも怠け者などは自分で自分の手の指を切り、らい病だと届け出た。その人達は、簡単に二ツ川村に行くことができた。二ツ川村に行けば海仕事も畑仕事もよくでき、生活も楽であった。二ツ川村の男も女も美人が多かったので、町の青年などは二ツ川村の美人と遊ぶようになった。町の長はこれを心配して、二ツ川村をなくそうと考える。そして二ツ川村の娘を妾にした。その妾に村の様子を聞く。その妾は二ツ川村では、三月三日に皆で浜下りをすることを教える。その日、町の長は二ツ川村の人が浜に行った後、村に火をつける。そして、浜から駆けつけてくる人々を全部殺してしまった。一番後から鬼のような大男がゆっくり歩いて来た。町の長はこの大男から奪ったのか、死んだ人々から奪ったのか、七つのイグン(モリ)でこの大男を殺した。これをイグントリナナツという。 |
| 全体の記録時間数 | 8:49 |
| 物語の時間数 | 8:49 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |