西の家にも東の家にも妊娠した女がいた。東の家の男が海に釣りに行った。その時に沖の方から大きな木が流れ着いたので、それを枕にして眠っていた。海の神様が猫に姿を変えて、両方の家の子供に名付けに行った。東の家では追い払われ、西の家では食べ物をもらった。猫が海に戻って、「私は両方の家に名前を着けに行ったが、東の家では追い払われたので、西の家の女の子に得をつけてきた」と言っているのを、木を枕に寝ていた東の家の父親が聞いて、この二人を夫婦にしようと考えた。女の子の両親は、東の家は貧乏になったから向こうの家へは嫁にやらない、と言うが、女の子が希望して嫁に行く。粟を刈り取ってきてそれを神様に供えていたら、男が、「どうして古い粟を使わずに新しい粟を使うのか」と怒って嫁を追い出す。女は両親の反対を押し切って嫁に来たものだから家には帰れない、とぶらぶら歩いていると、炭焼きタナドゥルという盲の男に会い、その人の家に泊まり結婚する。そして有産家家の家の俵が蝶になって飛んできて、その家に落ちたら俵になった。男の子が3名生まれ、父親が盲だということで皆に笑われていた。それでその父親を海に捨てようと、海の中の岩の上に畳を敷いて、父親をその上に寝かて自分達は帰った。父親は溺れそうになったが、サバが浜辺まで運び助けた。父親は娘に、「サバへのお礼に牛を持ってきて上げなさい」と言い、「何が残っているか」と聞くと、「頭だけが残っている」と答える。その頭をサバに与える。宮古のナカズニウは炭焼き太郎から生まれた子供であるから、その家ではサバは食べないという。
| レコード番号 | 47O234392 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C228 |
| 決定題名 | 産神問答(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 石垣ムツメガ |
| 話者名かな | いしがきむつめが |
| 生年月日 | 18981110 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 多良間村字仲筋 |
| 記録日 | 19780808 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 多良間T15B14 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | おばあさんから |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 西の家,東の家,妊娠した女,釣り,大きな木,枕,海の神様,猫,子供に名付け,西の家の女の子に得をつけてきた,夫婦,粟,嫁を追い出す,炭焼きタナドゥル,盲の男,有産家家の家の俵,蝶,男の子,父親が盲,父親を海に捨てる,海の中の岩の上,サバ,浜辺,サバへのお礼,牛,宮古のナカズニウ,炭焼き太郎,サバは食べない |
| 梗概(こうがい) | 西の家にも東の家にも妊娠した女がいた。東の家の男が海に釣りに行った。その時に沖の方から大きな木が流れ着いたので、それを枕にして眠っていた。海の神様が猫に姿を変えて、両方の家の子供に名付けに行った。東の家では追い払われ、西の家では食べ物をもらった。猫が海に戻って、「私は両方の家に名前を着けに行ったが、東の家では追い払われたので、西の家の女の子に得をつけてきた」と言っているのを、木を枕に寝ていた東の家の父親が聞いて、この二人を夫婦にしようと考えた。女の子の両親は、東の家は貧乏になったから向こうの家へは嫁にやらない、と言うが、女の子が希望して嫁に行く。粟を刈り取ってきてそれを神様に供えていたら、男が、「どうして古い粟を使わずに新しい粟を使うのか」と怒って嫁を追い出す。女は両親の反対を押し切って嫁に来たものだから家には帰れない、とぶらぶら歩いていると、炭焼きタナドゥルという盲の男に会い、その人の家に泊まり結婚する。そして有産家家の家の俵が蝶になって飛んできて、その家に落ちたら俵になった。男の子が3名生まれ、父親が盲だということで皆に笑われていた。それでその父親を海に捨てようと、海の中の岩の上に畳を敷いて、父親をその上に寝かて自分達は帰った。父親は溺れそうになったが、サバが浜辺まで運び助けた。父親は娘に、「サバへのお礼に牛を持ってきて上げなさい」と言い、「何が残っているか」と聞くと、「頭だけが残っている」と答える。その頭をサバに与える。宮古のナカズニウは炭焼き太郎から生まれた子供であるから、その家ではサバは食べないという。 |
| 全体の記録時間数 | 8:47 |
| 物語の時間数 | 8:47 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |