鬼の家の便所(方言)

概要

ある青年が馬鹿になり、マクガヤーというガマに入って、人の来るのを待って殺して食べていた。その男の守り姉がその噂を聞き、自分の弟は本当に人を食べているのかと、ご馳走を作り、人の子供を借りてその子を抱いて見に行った。子供はその男を見て怖がって泣いた。「どうしてその子は泣くか」とマクパダラが聞くと、姉は「ウンコしたいと泣いている」と答える。「そこでさせなさい」と言うと、「この子は人の見ている所ではしない」と返事をしたら、「そんならあっち(便所)へ行ってさせなさい」と言って、手を綱で縛って行かせた。姉はその綱を木に結びつけて逃げる。マクパダラは「見たな」と言って追い掛ける。ある畑まで逃げると、おじいさん(神様)がいたので、「助けて下さい。マクパダラが私達を食べようと追い掛けて来ます」と助けを乞う。おじいさんはカニミの傘の下に二人を隠した。マクパダラが来て「そこにバッタが来ませんでしたか」とおじいさんに聞く。「いや、来ない。もし来ていたらどうするのだ」と聞くと、「それを食べたい」と言う。おじいさんは「それではこれを引き抜くことができたら食べさせる」と言って、金の杖を抜かせる。抜クコとが出来なかったのでマクパダラは帰る。カニミの傘を開けて見ると、怖さの余り女も子供も死んでいた。

再生時間:2:53

民話詳細DATA

レコード番号 47O234372
CD番号 47O23C227
決定題名 鬼の家の便所(方言)
話者がつけた題名 マクパダラ
話者名 石垣ムツメガ
話者名かな いしがきむつめが
生年月日 18981110
性別
出身地 多良間村字仲筋 
記録日 19780808
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T15A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 青年,馬鹿,マクガヤー,ガマ,殺して食べた,男の守り姉,ご馳走,子供を,マクパダラ,便所,手を綱で縛って行かせた,おじいさん,カニミの傘の下,バッタ,金の杖
梗概(こうがい) ある青年が馬鹿になり、マクガヤーというガマに入って、人の来るのを待って殺して食べていた。その男の守り姉がその噂を聞き、自分の弟は本当に人を食べているのかと、ご馳走を作り、人の子供を借りてその子を抱いて見に行った。子供はその男を見て怖がって泣いた。「どうしてその子は泣くか」とマクパダラが聞くと、姉は「ウンコしたいと泣いている」と答える。「そこでさせなさい」と言うと、「この子は人の見ている所ではしない」と返事をしたら、「そんならあっち(便所)へ行ってさせなさい」と言って、手を綱で縛って行かせた。姉はその綱を木に結びつけて逃げる。マクパダラは「見たな」と言って追い掛ける。ある畑まで逃げると、おじいさん(神様)がいたので、「助けて下さい。マクパダラが私達を食べようと追い掛けて来ます」と助けを乞う。おじいさんはカニミの傘の下に二人を隠した。マクパダラが来て「そこにバッタが来ませんでしたか」とおじいさんに聞く。「いや、来ない。もし来ていたらどうするのだ」と聞くと、「それを食べたい」と言う。おじいさんは「それではこれを引き抜くことができたら食べさせる」と言って、金の杖を抜かせる。抜クコとが出来なかったのでマクパダラは帰る。カニミの傘を開けて見ると、怖さの余り女も子供も死んでいた。
全体の記録時間数 2:53
物語の時間数 2:53
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP