パルマッツーの由来(方言)

概要

昔、多良間では粟を盛んに作って、一人当たり3俵というように税金として納めていた。ある時、その収穫前の粟が全部刈り取られていた。2,3ヵ年このようなことが続いたので、盗人の仕業だと思い、夜中に畑で待ち伏せていると、山羊か何かのような動物の群れがやって来て、粟を刈り取って逃げていく。その中の一匹を捕まえて、何故こういうことをするのかと聞くと、「あんた達はたくさんの海や山の神が助けて、こんなに作物を実らせてやっているのに、その謝礼もしない。自分だけの力で成功したと思い上がっている。それを知らせるために自分達は龍宮の神の使いとして来ているのだ」と言う。謝礼の方法を尋ねると、「ツツヌイの日に、畑の真ん中にお神酒と3斗入りの俵3個、即ち9斗の穀物を、龍宮の神様と山々の神様に奉げるとよい」と言う。畑の主は驚いて、「どう頑張っても9斗もの穀物はできない」と言うと、その動物は、「かたつむりの殻の一杯を1斗とし、その3個を1俵として、それを3俵供えればよい。あんた達がそうすれば、自分達も難儀して、人の目に隠れて粟を刈り取らなくていい。お願いだからそうしなさい」と言う。これがパルマッツの始まりである。

再生時間:5:18

民話詳細DATA

レコード番号 47O234340
CD番号 47O23C225
決定題名 パルマッツーの由来(方言)
話者がつけた題名
話者名 知念正雄
話者名かな ちねんまさお
生年月日 19340319
性別
出身地 多良間村字仲筋
記録日 19780806
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T13A05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 祖母から
文字化資料 多良間村の民話P179
キーワード 多良間,粟,税金,、盗人,夜中,畑で待ち伏せ,山羊,動物の群れ,海や山の神,龍宮の神の使い,謝礼,ツツヌイの日,畑の真ん中,お神酒,3斗入りの俵3個,かたつむりの殻,パルマッツの始まり
梗概(こうがい) 昔、多良間では粟を盛んに作って、一人当たり3俵というように税金として納めていた。ある時、その収穫前の粟が全部刈り取られていた。2,3ヵ年このようなことが続いたので、盗人の仕業だと思い、夜中に畑で待ち伏せていると、山羊か何かのような動物の群れがやって来て、粟を刈り取って逃げていく。その中の一匹を捕まえて、何故こういうことをするのかと聞くと、「あんた達はたくさんの海や山の神が助けて、こんなに作物を実らせてやっているのに、その謝礼もしない。自分だけの力で成功したと思い上がっている。それを知らせるために自分達は龍宮の神の使いとして来ているのだ」と言う。謝礼の方法を尋ねると、「ツツヌイの日に、畑の真ん中にお神酒と3斗入りの俵3個、即ち9斗の穀物を、龍宮の神様と山々の神様に奉げるとよい」と言う。畑の主は驚いて、「どう頑張っても9斗もの穀物はできない」と言うと、その動物は、「かたつむりの殻の一杯を1斗とし、その3個を1俵として、それを3俵供えればよい。あんた達がそうすれば、自分達も難儀して、人の目に隠れて粟を刈り取らなくていい。お願いだからそうしなさい」と言う。これがパルマッツの始まりである。
全体の記録時間数 5:18
物語の時間数 5:18
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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