百合若の妻が美人なので、部下は横恋慕していた。部下は夜7夜、昼7昼、眠り続ける百合若を、6尺の剣を抱かせ筏で流した。水納に漂着した百合若は、シャコ貝に水を溜めては飲料水とし、シブドゥ(はまぐり)を6尺の剣で採って食していた。ある日、帰郷の日を祈って待っていると、百合若の元に愛鷹が妻の文を足に結んで飛んできた。百合若は小指を切って、血文字の便りを妻に送る。幾度か百合若と妻の交換が続いたが、悪天候のために鷹は死んでしまう。百合若は愛鷹が流れ着いた浜に鷹塚を造って弔った。ある日、岸辺近くを船が通ったので、大急ぎ泳いで船まで辿り着き、便乗を頼み故郷まで帰った。ところが風貌の変わった百合若を分かる故郷の人はいなかった。自分の家まで行くと、部下が主になっていて、門番も立っていた。百合若は正体を偽って、門番に鎧、弓、刀を見せてくれと頼むが断わられる。ところが主(部下)の許しで家内に入ることができ、蔵の中の百合若の鎧、弓、刀までも見せてもらう。百合若は見せてもらった鎧を着けると自分の正体を名乗り出て、悪巧みの部下を殺した。百合若の妻は部下を騙して貞操を守っていたので、再び昔のように暮らすようになる。百合若は水納島を第二の故郷として、部下のトカラヤマトピトー等を遣わし、島建てをさせた。
| レコード番号 | 47O234142 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C216 |
| 決定題名 | 百合若大臣(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 百合若伝説 |
| 話者名 | 宮国仙助 |
| 話者名かな | みやぐにせんすけ |
| 生年月日 | 19071117 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 多良間村水納 |
| 記録日 | 19780806 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 多良間T03A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 多良間村の民話p183 |
| キーワード | 百合若の妻が美人,部下は横恋慕,眠り続ける百合若,6尺の剣,筏で流した,水納に漂着,シャコ貝に水,シブドゥ,愛鷹,妻の文,血文字の便り,門番に鎧,弓,刀,蔵の中,トカラヤマトピトー,島建て |
| 梗概(こうがい) | 百合若の妻が美人なので、部下は横恋慕していた。部下は夜7夜、昼7昼、眠り続ける百合若を、6尺の剣を抱かせ筏で流した。水納に漂着した百合若は、シャコ貝に水を溜めては飲料水とし、シブドゥ(はまぐり)を6尺の剣で採って食していた。ある日、帰郷の日を祈って待っていると、百合若の元に愛鷹が妻の文を足に結んで飛んできた。百合若は小指を切って、血文字の便りを妻に送る。幾度か百合若と妻の交換が続いたが、悪天候のために鷹は死んでしまう。百合若は愛鷹が流れ着いた浜に鷹塚を造って弔った。ある日、岸辺近くを船が通ったので、大急ぎ泳いで船まで辿り着き、便乗を頼み故郷まで帰った。ところが風貌の変わった百合若を分かる故郷の人はいなかった。自分の家まで行くと、部下が主になっていて、門番も立っていた。百合若は正体を偽って、門番に鎧、弓、刀を見せてくれと頼むが断わられる。ところが主(部下)の許しで家内に入ることができ、蔵の中の百合若の鎧、弓、刀までも見せてもらう。百合若は見せてもらった鎧を着けると自分の正体を名乗り出て、悪巧みの部下を殺した。百合若の妻は部下を騙して貞操を守っていたので、再び昔のように暮らすようになる。百合若は水納島を第二の故郷として、部下のトカラヤマトピトー等を遣わし、島建てをさせた。 |
| 全体の記録時間数 | 8:11 |
| 物語の時間数 | 8:11 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |