白銀堂由来(共通語)

概要

沖縄の百姓が薩摩から来た役人にお金を借りた。しかし、催促してもなかなか返してくれないので、役人は刀を抜いて百姓に切りつけようとしたが、「ちょっと待って下さい。ものの譬えには『短気が出たからと言って手を出すな。手が出ない前に肝を引け』というのがあります」と言われて剣を納めた。そして役人は「用事ができたので薩摩に帰るが、今度来るときまでに金を用意しておけよ」と言って薩摩に帰っていく。家に帰ってみると、妻が男の人と寝ている。役人は剣を抜いて男を切ろうとするが、百姓の言っていた言葉を思い出して、剣を納めてよく見ると、自分の母親が男の着物を着て妻と寝ていたのだった。役人は次に沖縄に渡ったとき、百姓に向かって「私はあなたのお陰で母親を殺さずに済んだ。あなたは恩人だ。あなたから尊い教訓を得ることができた。だから金は返さなくてよい」と言う。百姓は金は揃えてあるから受け取ってくれと言って、そこで押し問答が起こる。とうとう二人はそのお金を白銀堂の岩の下に納めることにする。※この話は多良間では嶺間按司の戒めの言葉というふうに伝わっている。

再生時間:3:25

民話詳細DATA

レコード番号 47O234133
CD番号 47O23C216
決定題名 白銀堂由来(共通語)
話者がつけた題名 嶺間按司の戒め
話者名 津嘉山藤吉
話者名かな つかやまとうきち
生年月日 19110228
性別
出身地 多良間村塩川
記録日 19780808
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 多良間T02A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 沖縄の百姓,薩摩から来た役人,お金を借りた,刀,短気,肝を引け,妻が男の人と寝ている,母親が男の着物,尊い教訓,白銀堂の岩の下
梗概(こうがい) 沖縄の百姓が薩摩から来た役人にお金を借りた。しかし、催促してもなかなか返してくれないので、役人は刀を抜いて百姓に切りつけようとしたが、「ちょっと待って下さい。ものの譬えには『短気が出たからと言って手を出すな。手が出ない前に肝を引け』というのがあります」と言われて剣を納めた。そして役人は「用事ができたので薩摩に帰るが、今度来るときまでに金を用意しておけよ」と言って薩摩に帰っていく。家に帰ってみると、妻が男の人と寝ている。役人は剣を抜いて男を切ろうとするが、百姓の言っていた言葉を思い出して、剣を納めてよく見ると、自分の母親が男の着物を着て妻と寝ていたのだった。役人は次に沖縄に渡ったとき、百姓に向かって「私はあなたのお陰で母親を殺さずに済んだ。あなたは恩人だ。あなたから尊い教訓を得ることができた。だから金は返さなくてよい」と言う。百姓は金は揃えてあるから受け取ってくれと言って、そこで押し問答が起こる。とうとう二人はそのお金を白銀堂の岩の下に納めることにする。※この話は多良間では嶺間按司の戒めの言葉というふうに伝わっている。
全体の記録時間数 3:25
物語の時間数 3:25
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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