モーイ親方は、大変頭が良くて勉強ができる人で、リクチャーだったそうだ。隣の家は池城殿内 (いちぐしどぅんち)といいよったそうだが、そこの人がミカンを植えたそうだ。それがもう大きくなり実が成って、枝がモーイの家に垂れているでしょう。その枝に成ったミカンを全部モーイが、自分のだと言って取ったって。そしたら、その主人が怒ったそうだ。「お前達のじゃない。根はどこのか。」って言うたらしい。根元はどこにあるかと聞いたので、モーイはそれに負けてしまってね。今度はどうするかと言ったら、その隣の家でね、何かお祝いごとがあったそうだよ。モーイは、どこから拾ってきたのか、腐れかかった猫を枝にくくりつけ、自分の屋敷の中に根元を突っ込んで、枝は隣に垂らしたそうだ。主人が怒ったらね、モーイは、「根元はどこか。文句言うな」と言ったって。主人は、この人には何も話す気はないと言って帰ったそうですよ。
| レコード番号 | 47O411869 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C071 |
| 決定題名 | モーイ親方とミカンの木(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 喜納兼保 |
| 話者名かな | きなけんぽ |
| 生年月日 | 19141123 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村桃原 |
| 記録日 | 19870731 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T13B08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P142 |
| キーワード | モーイ親方,隣のみかん,根元,猫の死体 |
| 梗概(こうがい) | モーイ親方は、大変頭が良くて勉強ができる人で、リクチャーだったそうだ。隣の家は池城殿内 (いちぐしどぅんち)といいよったそうだが、そこの人がミカンを植えたそうだ。それがもう大きくなり実が成って、枝がモーイの家に垂れているでしょう。その枝に成ったミカンを全部モーイが、自分のだと言って取ったって。そしたら、その主人が怒ったそうだ。「お前達のじゃない。根はどこのか。」って言うたらしい。根元はどこにあるかと聞いたので、モーイはそれに負けてしまってね。今度はどうするかと言ったら、その隣の家でね、何かお祝いごとがあったそうだよ。モーイは、どこから拾ってきたのか、腐れかかった猫を枝にくくりつけ、自分の屋敷の中に根元を突っ込んで、枝は隣に垂らしたそうだ。主人が怒ったらね、モーイは、「根元はどこか。文句言うな」と言ったって。主人は、この人には何も話す気はないと言って帰ったそうですよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:57 |
| 物語の時間数 | 2:54 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |