浜川マナンダルとタルガ二(共通語)

概要

シラカワモモタルガ二という人が湧水を発見した。住民は飲料水にも不自由していたので、地勢を調べていた時、「ここに水がある」といって、その人はそこに杖を立てた。村人はそこを掘り湧水を出した。住民はそこを通る時、湧水を飲んで一服した。旅人もまた、一息入れてから通り過ぎた。ある時タルガ二がそこで休んでいると、二人の旅人が「何処を旅しても美人はいたが、勝連は間のンダル程の美人は見たことがない」と話しているのを耳にした。タルガ二は自分もその女に会ってみたいと思った。タルガ二は早速浜村のンダルに会いに行った。タルガ二が話しかけるとンダルは、今は会えないが二ち二ーブーが一ちになったら会えますという。タルガ二はそれを解けずにひとまず家に帰った。考えても考えても解けないので悩んだ挙句、物知りのお婆さんを訪ねた。お婆さんによれば、世の人が寝静まった時間でなければ会えないというのが答えだという。タルガ二は再びンダルに会いに行ったが、その時はンダルも快くタルガ二を迎えた。タルガ二がンダルに触れようとすると、ンダルはそ、再度問題を出した。その問題は馬二頭に鞍一つかけてくるようにというものだった。タルガ二は分娩前の雌馬に鞍をかけるという意味だと解釈した。ンダルは頭の切れる人であったから、問題を解いたタルガ二が自分の夫にふさわしいとしたが、ンダルの両親は身分が違うということで、二人の仲を許さず、ンダルは檻に入れられてしまった。監禁された彼女はタルガ二のことを思い続けたままとうとう病気で死んでしまった。それから、カテラガーの辺りに出る遺念火はンダルだといわれるようになった。一方、具志川村の伝説によると、タルガ二はンダルの出した問題が解けずに失望のあまり病死し、それを聞いたンダルも実はタルガイを思い続けて落胆のあまり病気になって死んだということになっている。いずれにしても、カテラガー辺りに出る遺念火は二人の霊だといわれている。

再生時間:9:02

民話詳細DATA

レコード番号 47O411539
CD番号 47O37C056
決定題名 浜川マナンダルとタルガ二(共通語)
話者がつけた題名
話者名 平安座蒲安
話者名かな へんざかまやす
生年月日 19100702
性別
出身地 与那城村屋慶名
記録日 19870301
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T29A05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード シラカワモモタルガ二,湧水,勝連はマナンダル,美人,お婆さん,問題,馬二頭に鞍一つ,カテラガー,遺念火は,病死
梗概(こうがい) シラカワモモタルガ二という人が湧水を発見した。住民は飲料水にも不自由していたので、地勢を調べていた時、「ここに水がある」といって、その人はそこに杖を立てた。村人はそこを掘り湧水を出した。住民はそこを通る時、湧水を飲んで一服した。旅人もまた、一息入れてから通り過ぎた。ある時タルガ二がそこで休んでいると、二人の旅人が「何処を旅しても美人はいたが、勝連は間のンダル程の美人は見たことがない」と話しているのを耳にした。タルガ二は自分もその女に会ってみたいと思った。タルガ二は早速浜村のンダルに会いに行った。タルガ二が話しかけるとンダルは、今は会えないが二ち二ーブーが一ちになったら会えますという。タルガ二はそれを解けずにひとまず家に帰った。考えても考えても解けないので悩んだ挙句、物知りのお婆さんを訪ねた。お婆さんによれば、世の人が寝静まった時間でなければ会えないというのが答えだという。タルガ二は再びンダルに会いに行ったが、その時はンダルも快くタルガ二を迎えた。タルガ二がンダルに触れようとすると、ンダルはそ、再度問題を出した。その問題は馬二頭に鞍一つかけてくるようにというものだった。タルガ二は分娩前の雌馬に鞍をかけるという意味だと解釈した。ンダルは頭の切れる人であったから、問題を解いたタルガ二が自分の夫にふさわしいとしたが、ンダルの両親は身分が違うということで、二人の仲を許さず、ンダルは檻に入れられてしまった。監禁された彼女はタルガ二のことを思い続けたままとうとう病気で死んでしまった。それから、カテラガーの辺りに出る遺念火はンダルだといわれるようになった。一方、具志川村の伝説によると、タルガ二はンダルの出した問題が解けずに失望のあまり病死し、それを聞いたンダルも実はタルガイを思い続けて落胆のあまり病気になって死んだということになっている。いずれにしても、カテラガー辺りに出る遺念火は二人の霊だといわれている。
全体の記録時間数 9:02
物語の時間数 9:02
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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