ヒジュルムサグイの話(共通語)

概要

ヒジュルムサグイよりヒジュルームサグイという諺があるが、これは島尻の方の話から始まったと言われる。島尻の方のある二つの村の間に森があってその森を二つの村で争っていた。一つの村は、その森で自分のものにするために、その森をどんどん耕して畑にした。別な村の方の農務長は、怠け者だったので、片方の村が森を畑にしているのに、何もせずに平気な顔をしていたので、その村の方の人達は、隣村に全部森が取られると心配して騒ぎ出した。すると、怠け者の農務長は、それならばと村の人達全員に松の木を一本ずつ持たせて、その松の木を森の自分の側に植え支えた。それで、一晩のうちに、片側は松の林になった。片方の村が森を開墾して造った畑に芋を上その芋が食えるぐらいになったので、別な村の方では、その芋を盗みに行こうと言っていると、怠け者を農務長は、芋を今盗むよりも、獲りいれも終わって、その芋が煮られた後に、ヒジュルムンサグイをしたほうが良いと村の人に教えた。そこで、村の人達は、イナグムンサグイよりも、ヒジュルムンサグイといって、隣の村の人達が芋を煮たころになると行って、その芋を食べたり、若い男はその村の娘から芋を貰ったりした。そのうちに、森を畑にした方は、森の畑の土が田に流れ込んで、田が作れなくなり、米が取れなくなった。また怠け者の農務長は、自分の方の森を、ここは草を取る所、ここは薪を取る所と決めたので、村の人はいつも草や薪が取れ、田も良く実ったので、米を飯を食うことができた。そればかりか、隣の村では、薪が取れないので、若い娘が森のこちら側に薪を取りに来ると、こっち側がこっちの村の森だからといって、その娘を自分の村の嫁にしてしまったので、嫁にも不自由しなくなった。

再生時間:8:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O411532
CD番号 47O37C056
決定題名 ヒジュルムサグイの話(共通語)
話者がつけた題名
話者名 平安座蒲安
話者名かな へんざかまやす
生年月日 19100702
性別
出身地 与那城村屋慶名
記録日 19870301
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T28A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード ヒジュルムサグイ,ヒジュルームサグイ,島尻,二つの村の間に森,嫁
梗概(こうがい) ヒジュルムサグイよりヒジュルームサグイという諺があるが、これは島尻の方の話から始まったと言われる。島尻の方のある二つの村の間に森があってその森を二つの村で争っていた。一つの村は、その森で自分のものにするために、その森をどんどん耕して畑にした。別な村の方の農務長は、怠け者だったので、片方の村が森を畑にしているのに、何もせずに平気な顔をしていたので、その村の方の人達は、隣村に全部森が取られると心配して騒ぎ出した。すると、怠け者の農務長は、それならばと村の人達全員に松の木を一本ずつ持たせて、その松の木を森の自分の側に植え支えた。それで、一晩のうちに、片側は松の林になった。片方の村が森を開墾して造った畑に芋を上その芋が食えるぐらいになったので、別な村の方では、その芋を盗みに行こうと言っていると、怠け者を農務長は、芋を今盗むよりも、獲りいれも終わって、その芋が煮られた後に、ヒジュルムンサグイをしたほうが良いと村の人に教えた。そこで、村の人達は、イナグムンサグイよりも、ヒジュルムンサグイといって、隣の村の人達が芋を煮たころになると行って、その芋を食べたり、若い男はその村の娘から芋を貰ったりした。そのうちに、森を畑にした方は、森の畑の土が田に流れ込んで、田が作れなくなり、米が取れなくなった。また怠け者の農務長は、自分の方の森を、ここは草を取る所、ここは薪を取る所と決めたので、村の人はいつも草や薪が取れ、田も良く実ったので、米を飯を食うことができた。そればかりか、隣の村では、薪が取れないので、若い娘が森のこちら側に薪を取りに来ると、こっち側がこっちの村の森だからといって、その娘を自分の村の嫁にしてしまったので、嫁にも不自由しなくなった。
全体の記録時間数 8:50
物語の時間数 8:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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