昔、ウスデークはね、神を祀って豊年満作、健康祈願をするために、祝女(ぬーる)達が拝みをしたんですって。したけど、屋慶名ウスデークはことに有名で、屋慶名娘(みやらび)が美しかったせいもあって、首里の王様に招かれて円覚寺の広場で踊ったこともあるそうです。それで円覚寺にまつわる歌があるんです。「首里円覚寺御門(うじょー)の仁王(におー)仏加那志(がなしー)(円覚寺の鬼仏加那志)私無蔵 (わんぞ)ゆくすしや脅(うどぅ)ちたぼれ(私の恋人を横取りしようとする人を脅かして下さい)。」という歌があるんですよ。。その次にね、あの聞得大君(きこえおおきみ)様の進上物(しんじょうぶつ)として屋慶名ウスデークが招かれて、またこれも円覚寺で、一週間、十日ほど滞在して踊ったそうですよ。そして、このウスデークが一週間、十日ほども続いて、毎年八月一日だったそうですけど、首里の行事として盛大化して、あまり経費がかかり過ぎるもんで、蔡温時代の一七二八年に廃止されたそうです。それからはもう首里には行かなかったはずですけど、年月がたつにつれて、屋慶名ウスデークはエイサーと共にますます盛んになって、繰り広げられています。それで、毎年旧の七月一六日には字の節句といいまして、字の神屋(かみやー)でウスデークやエイサーを踊るんですけどね。老人、婦人、子供達みんな、老いも若きも総出で字の繁栄と家庭の健康祈願とかを祈って、この神屋に奉納(ほうのう)します。屋慶名ウスデークは、ますます盛んになっていくばかりなんですよ。
| レコード番号 | 47O411392 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C048 |
| 決定題名 | ウスデークの歴史(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 山根ヨネ |
| 話者名かな | やまねよね |
| 生年月日 | 19141214 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 与那城村内間 |
| 記録日 | 19861214 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T21A18 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P318 |
| キーワード | ウスデーク,神,豊年満作,健康祈願,祝女,首里の王様,円覚寺 |
| 梗概(こうがい) | 昔、ウスデークはね、神を祀って豊年満作、健康祈願をするために、祝女(ぬーる)達が拝みをしたんですって。したけど、屋慶名ウスデークはことに有名で、屋慶名娘(みやらび)が美しかったせいもあって、首里の王様に招かれて円覚寺の広場で踊ったこともあるそうです。それで円覚寺にまつわる歌があるんです。「首里円覚寺御門(うじょー)の仁王(におー)仏加那志(がなしー)(円覚寺の鬼仏加那志)私無蔵 (わんぞ)ゆくすしや脅(うどぅ)ちたぼれ(私の恋人を横取りしようとする人を脅かして下さい)。」という歌があるんですよ。。その次にね、あの聞得大君(きこえおおきみ)様の進上物(しんじょうぶつ)として屋慶名ウスデークが招かれて、またこれも円覚寺で、一週間、十日ほど滞在して踊ったそうですよ。そして、このウスデークが一週間、十日ほども続いて、毎年八月一日だったそうですけど、首里の行事として盛大化して、あまり経費がかかり過ぎるもんで、蔡温時代の一七二八年に廃止されたそうです。それからはもう首里には行かなかったはずですけど、年月がたつにつれて、屋慶名ウスデークはエイサーと共にますます盛んになって、繰り広げられています。それで、毎年旧の七月一六日には字の節句といいまして、字の神屋(かみやー)でウスデークやエイサーを踊るんですけどね。老人、婦人、子供達みんな、老いも若きも総出で字の繁栄と家庭の健康祈願とかを祈って、この神屋に奉納(ほうのう)します。屋慶名ウスデークは、ますます盛んになっていくばかりなんですよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:37 |
| 物語の時間数 | 2:31 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |