ある部落に貧しい年寄りの夫婦と大金持ちで意地悪の年寄りがいた。それを見ていた天の神様はこれではいけないと思い、大晦日の晩に金持ちの家に行き、「旅の者だが今晩泊めてくれ」と頼んだが追い出された。貧しい年寄りの夫婦の家に行き、一晩の宿を乞うと何もないがそれでもよければということで、そこに泊ることになった。神様は食べ物もない夫婦に、「大鍋に湯を沸かしなさい」といい、お婆さんがそうすると、鍋いっぱいに御馳走ができた。髪さんは「この御馳走を金持ちに御家に持って行きなさい」という。夫婦がその通りにすると、金持ちの夫婦は不思議に思い、「どうしてこんな御馳走があるのか」と貧乏の夫婦に尋ねる。夫婦が一部始終を話すと、金持ち夫婦は神様を追いかけて行くが間にあわなかった。それから4,5日して貧乏人の夫婦の家に神様がやって来て、「お前達は金持ちの家で住みなさい。金持ちの家族は猿に変えて山に追いはらうから」と言う。貧乏な夫婦は金持ちの家に住むようになるが、猿にされた金持ちが毎日やって来ては庭で騒ぎ立てるので困っていると、神様は「庭の石を焼いておきなさい」と教える。夫婦がその通りにすると、猿は焼けた石に座り、尻が赤くなってしまった。又、神様がもう一つ願い事をかなえてやると言うと、お婆さんは「もう一度若くなりたい」と言う。神様は二人を若返らせてあげたということである。
| レコード番号 | 47O411371 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C048 |
| 決定題名 | 猿長者(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 森根治昌 |
| 話者名かな | もりねじしょう |
| 生年月日 | 19100910 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村屋慶名 |
| 記録日 | 19861214 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T20B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 貧しい年寄りの夫婦,大金持ちで意地悪の年寄り,天の神様,大晦日の晩,一晩の宿を乞う,大鍋に湯,御馳走,猿,焼けた石,尻が赤くなった,若返らせた |
| 梗概(こうがい) | ある部落に貧しい年寄りの夫婦と大金持ちで意地悪の年寄りがいた。それを見ていた天の神様はこれではいけないと思い、大晦日の晩に金持ちの家に行き、「旅の者だが今晩泊めてくれ」と頼んだが追い出された。貧しい年寄りの夫婦の家に行き、一晩の宿を乞うと何もないがそれでもよければということで、そこに泊ることになった。神様は食べ物もない夫婦に、「大鍋に湯を沸かしなさい」といい、お婆さんがそうすると、鍋いっぱいに御馳走ができた。髪さんは「この御馳走を金持ちに御家に持って行きなさい」という。夫婦がその通りにすると、金持ちの夫婦は不思議に思い、「どうしてこんな御馳走があるのか」と貧乏の夫婦に尋ねる。夫婦が一部始終を話すと、金持ち夫婦は神様を追いかけて行くが間にあわなかった。それから4,5日して貧乏人の夫婦の家に神様がやって来て、「お前達は金持ちの家で住みなさい。金持ちの家族は猿に変えて山に追いはらうから」と言う。貧乏な夫婦は金持ちの家に住むようになるが、猿にされた金持ちが毎日やって来ては庭で騒ぎ立てるので困っていると、神様は「庭の石を焼いておきなさい」と教える。夫婦がその通りにすると、猿は焼けた石に座り、尻が赤くなってしまった。又、神様がもう一つ願い事をかなえてやると言うと、お婆さんは「もう一度若くなりたい」と言う。神様は二人を若返らせてあげたということである。 |
| 全体の記録時間数 | 4:41 |
| 物語の時間数 | 4:16 |
| 言語識別 | - |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |