城間の名の由来(共通語)

概要

大里王子の子供が与那城按司で、私たちは与那城按司の子孫なんです。どうしてかというと、この与那城按司は、まだ結婚しない前に、ある女との間に子供ができたらしい。与那城按司は城間(ぐしくま)親方という人に、「城間親方、申しわけないが、私の子供を養ってくれないか。」と頼んだって。それで、私たちの先祖である与那城按司の子供は城間親方に養われたんだな。だから私達は、ほんとうは大里王子か、与那城の姓をもらわないといけないけど、城間親方に養われた恩があるので、城間という姓をつけたという。この話だけは以前から聞いてたんですよ。それで、首里の百名というところに王様のお墓があって、私たちも、ウシーミ(清明)には必ず向こうを拝んでるんですよ。

再生時間:2:49

民話詳細DATA

レコード番号 47O411353
CD番号 47O37C047
決定題名 城間の名の由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 城間秀仁郎
話者名かな しろましゅうじろう
生年月日 19040509
性別
出身地 与那城村屋慶名
記録日 19861214
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T20A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 よなぐすくの民話P310
キーワード 大里王子の子供,与那城按司,城間親方,与那城の姓,首里の百名
梗概(こうがい) 大里王子の子供が与那城按司で、私たちは与那城按司の子孫なんです。どうしてかというと、この与那城按司は、まだ結婚しない前に、ある女との間に子供ができたらしい。与那城按司は城間(ぐしくま)親方という人に、「城間親方、申しわけないが、私の子供を養ってくれないか。」と頼んだって。それで、私たちの先祖である与那城按司の子供は城間親方に養われたんだな。だから私達は、ほんとうは大里王子か、与那城の姓をもらわないといけないけど、城間親方に養われた恩があるので、城間という姓をつけたという。この話だけは以前から聞いてたんですよ。それで、首里の百名というところに王様のお墓があって、私たちも、ウシーミ(清明)には必ず向こうを拝んでるんですよ。
全体の記録時間数 2:52
物語の時間数 2:49
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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