豚マジムン(共通語)

概要

昔、親からよく、「夜道を脅えて、こわごわしく歩いてきたら、豚小屋まで行って、豚を起こしてから家に入れ。」と言われたよ。ある男が川海老(かわえび)取りに出かけた。いつもよく取れたものの、今日に限ってか思わしく取れないので、男はその寂しさに口笛を鳴らしていた。その口笛のおかげで一匹の小豚が出てきて、男もこの一匹まではとっても喜んでいたそうです。「今日はでかした。この豚を養って、儲けよう。」と思っているうちに、二匹、三匹、四匹と、もう数知れないほど集まってしまって、「さぁ、これでは大変だ。」と逃げ出した。けれど、小豚はどんどんどんどんあとをついてくるし、ようやく自分の家まで逃げ着いて、男は豚小屋の豚と一緒に寝ころんでいた。そしたら、豚が、「確かにここに入ったんだがなぁ。」と、ぶつぶつ言いながら帰って行って男は助かったそうです。それから始まって、夜道を脅えて歩いたときには、必ず豚小屋に行って豚を起こして豚の声を聞いてから家に入りなさいと何回も言われたものですよ。

再生時間:3:05

民話詳細DATA

レコード番号 47O411324
CD番号 47O37C046
決定題名 豚マジムン(共通語)
話者がつけた題名
話者名 平安座蒲安
話者名かな へんざかまやす
生年月日 19100702
性別
出身地 与那城村屋慶名
記録日 19861214
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那城村T18B11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 豚小屋,口笛
梗概(こうがい) 昔、親からよく、「夜道を脅えて、こわごわしく歩いてきたら、豚小屋まで行って、豚を起こしてから家に入れ。」と言われたよ。ある男が川海老(かわえび)取りに出かけた。いつもよく取れたものの、今日に限ってか思わしく取れないので、男はその寂しさに口笛を鳴らしていた。その口笛のおかげで一匹の小豚が出てきて、男もこの一匹まではとっても喜んでいたそうです。「今日はでかした。この豚を養って、儲けよう。」と思っているうちに、二匹、三匹、四匹と、もう数知れないほど集まってしまって、「さぁ、これでは大変だ。」と逃げ出した。けれど、小豚はどんどんどんどんあとをついてくるし、ようやく自分の家まで逃げ着いて、男は豚小屋の豚と一緒に寝ころんでいた。そしたら、豚が、「確かにここに入ったんだがなぁ。」と、ぶつぶつ言いながら帰って行って男は助かったそうです。それから始まって、夜道を脅えて歩いたときには、必ず豚小屋に行って豚を起こして豚の声を聞いてから家に入りなさいと何回も言われたものですよ。
全体の記録時間数 3:05
物語の時間数 3:05
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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