この御主加那志(うすがなしー)がね、渡嘉敷ぺークをいたずらしようと思って、最初はこうだったそうだ。「米俵が一つあるが、お前持っていけ。」と言って、米俵を一表ペークにやってね。担いでいくわけにはいかんから、ペークは痩せた力の弱い馬を連れてきたって。そしたら、馬という動物は片一方に荷を乗せると、パーンと倒れる癖があるでしょう。ペークは利口でね、頓智があるから、御主加那志の前で、馬の片一方に荷を乗せたら、馬は倒れたりして起きあがれない。また立たせたら、また倒れる。御主加那志が、「どうしてこんなにするんだ、ペーク。」と言ったら、「これは一俵ではだめです。一俵しかくれないのに。」「それでは、どうしたらいいんだ。」「両方に荷を乗せなくてはいけません。」と言ったんだね。で、米俵を二つやったら、その馬はどうもしなかったっていう話があるんだよ。
| レコード番号 | 47O411295 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C044 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペーク ほうびの片荷(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 津嘉山憲一 |
| 話者名かな | つかやまけんいち |
| 生年月日 | 19191120 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村饒辺 |
| 記録日 | 19861123 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T17A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | よなぐすくの民話P151 |
| キーワード | 御主加那志,渡嘉敷ぺーク,米俵,馬,片一方,米俵を二つ |
| 梗概(こうがい) | この御主加那志(うすがなしー)がね、渡嘉敷ぺークをいたずらしようと思って、最初はこうだったそうだ。「米俵が一つあるが、お前持っていけ。」と言って、米俵を一表ペークにやってね。担いでいくわけにはいかんから、ペークは痩せた力の弱い馬を連れてきたって。そしたら、馬という動物は片一方に荷を乗せると、パーンと倒れる癖があるでしょう。ペークは利口でね、頓智があるから、御主加那志の前で、馬の片一方に荷を乗せたら、馬は倒れたりして起きあがれない。また立たせたら、また倒れる。御主加那志が、「どうしてこんなにするんだ、ペーク。」と言ったら、「これは一俵ではだめです。一俵しかくれないのに。」「それでは、どうしたらいいんだ。」「両方に荷を乗せなくてはいけません。」と言ったんだね。で、米俵を二つやったら、その馬はどうもしなかったっていう話があるんだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 0:57 |
| 物語の時間数 | 0:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |