勝連按司(あんじ)の娘に、ハマガーマナンダルという、絶世の美女がおったらしい。この人の髪はね、丈なす黒髪といって、自分の背よりも長くて、竿にかけて引きずるぐらいだったそうだ。そして、その人が使ったという石でビンダライが最近まであったが、今はもうないよ。これぐらいの石でね、中に引っ込んでいて、これで顔洗ったり、いろんなことしたんでしょうね。で、その美女が年頃になった時、南山のシルータルガニーという人がきて、この人もまた絶世の美男子だたらしい。そのシルータルガニーが道から歩いているときに、乞食みたいな男がすれちがって、「ああ、この人こそ、勝連按司の娘のハマガーマナンダルの婿にふさわしい人だ」ということをもらしたらしいな。そしたら、このシルータルガニという人はね、「そんなにきれいな人がいるか」と思って、わざわざ勝連按司のところまで訪ねてきて、ハマガーマナンダルーをもらいにきたそうだ。それで、ハマガーマナンダルとシルータルガニはいっしょになったという話がある。各部落には、そのシルータルガニの子孫がいる。饒辺の松堂門中、平安名の野原門中、屋慶名の又吉門中、平安座の石川門中、それから平敷屋にもいる。そのシルータルガニとはまがーマナンダルの子孫だと言われているよ。このシルータルガニという人はまた、南山王の子孫なんだよね。これは私の祖父の話を聞いて、少しは知っておったがね。
| レコード番号 | 47O411209 |
|---|---|
| CD番号 | 47O37C041 |
| 決定題名 | シルータルガニとマナンダル(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 山里清順 |
| 話者名かな | やまざとせいじゅん |
| 生年月日 | 18970715 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村饒辺 |
| 記録日 | 19861123 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T14A18 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 勝連按司の娘,ハマガーマナンダル,絶世の美女,黒髪,ビンダライ,南山のシルータルガニー,絶世の美男子,南山王の子孫 |
| 梗概(こうがい) | 勝連按司(あんじ)の娘に、ハマガーマナンダルという、絶世の美女がおったらしい。この人の髪はね、丈なす黒髪といって、自分の背よりも長くて、竿にかけて引きずるぐらいだったそうだ。そして、その人が使ったという石でビンダライが最近まであったが、今はもうないよ。これぐらいの石でね、中に引っ込んでいて、これで顔洗ったり、いろんなことしたんでしょうね。で、その美女が年頃になった時、南山のシルータルガニーという人がきて、この人もまた絶世の美男子だたらしい。そのシルータルガニーが道から歩いているときに、乞食みたいな男がすれちがって、「ああ、この人こそ、勝連按司の娘のハマガーマナンダルの婿にふさわしい人だ」ということをもらしたらしいな。そしたら、このシルータルガニという人はね、「そんなにきれいな人がいるか」と思って、わざわざ勝連按司のところまで訪ねてきて、ハマガーマナンダルーをもらいにきたそうだ。それで、ハマガーマナンダルとシルータルガニはいっしょになったという話がある。各部落には、そのシルータルガニの子孫がいる。饒辺の松堂門中、平安名の野原門中、屋慶名の又吉門中、平安座の石川門中、それから平敷屋にもいる。そのシルータルガニとはまがーマナンダルの子孫だと言われているよ。このシルータルガニという人はまた、南山王の子孫なんだよね。これは私の祖父の話を聞いて、少しは知っておったがね。 |
| 全体の記録時間数 | 2:05 |
| 物語の時間数 | 2:05 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |