花城親方という親方は、尚巴志(しょうはっし)王の使いであった。親方は非常にまじめな方で、王のことや城のことなども、いろいろよくやっていたって。その親方が亡くなったわけさ。亡くなったので、龕 (がん)を運ぶということで、王様が沖縄中の方々、与那原の方々を集めて、「親方の葬式は島尻(しまじり)だからね。龕を運ぶときには橋が必要だ。その橋をぜひ一日で完成してくれ。」と言って橋を架(か)けるせたと。その橋を一日で早くかけなさいと言って、王様が橋を架けさせて、それは一日で架けたから一日橋というって。あれは一時(いちじ)の葬式の前祝いとして架けたと。それから、葬式のときに龕を運んでいったときは、途中で龕を下(お)ろした。これは、部落に向かって、首里城に向かって、王様に向かって、亡くなった親方が、さようならと言って、別れを告げている意味だった。王様は家でその葬式が行くのを眺めていたんだよ。葬式の場合に龕を途中で止めるのは、自分の部落にさようならするという意味で、そのときからの風習であるって。
| レコード番号 | 47O410689 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C020 |
| 決定題名 | 一日橋由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 平静 |
| 話者名かな | たいらしず |
| 生年月日 | 19050910 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 与那城村伊計 |
| 記録日 | 19740330 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T22A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 花城親方,尚巴志,王の使い,親方の葬式,島尻,龕,橋が必要,一日で完成,一日橋 |
| 梗概(こうがい) | 花城親方という親方は、尚巴志(しょうはっし)王の使いであった。親方は非常にまじめな方で、王のことや城のことなども、いろいろよくやっていたって。その親方が亡くなったわけさ。亡くなったので、龕 (がん)を運ぶということで、王様が沖縄中の方々、与那原の方々を集めて、「親方の葬式は島尻(しまじり)だからね。龕を運ぶときには橋が必要だ。その橋をぜひ一日で完成してくれ。」と言って橋を架(か)けるせたと。その橋を一日で早くかけなさいと言って、王様が橋を架けさせて、それは一日で架けたから一日橋というって。あれは一時(いちじ)の葬式の前祝いとして架けたと。それから、葬式のときに龕を運んでいったときは、途中で龕を下(お)ろした。これは、部落に向かって、首里城に向かって、王様に向かって、亡くなった親方が、さようならと言って、別れを告げている意味だった。王様は家でその葬式が行くのを眺めていたんだよ。葬式の場合に龕を途中で止めるのは、自分の部落にさようならするという意味で、そのときからの風習であるって。 |
| 全体の記録時間数 | 3:01 |
| 物語の時間数 | 2:45 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |