ある家の主人が雌馬(みーうま)を飼って、非常にかわいがっていたんだろうな。今度はもう、妻を失くしたもんだからね。主人は馬小屋の天井裏に寝て、この雌馬の様子をうかがっていた。そして、雌馬が発情したときに下に下りていって馬とやりよったと。それを、この家で使われている子供が見て、主人に言ったそうだ。「ああ、ターリー、この馬は役にたたないですよ。」「どうしてだ。」「これは、使いものになりません。」「そうか。使えなかったら、どこかへ持っていって売るか。」子供は、「はい、売ってきましょう。」と言って、馬を売りに行ったらしい。子供が帰って来たので、主人が、「だぁ、いゃー、お金は。馬代は。」と言うと、この子供はまた、「はあ、この馬を町まで連れていったら、町で人間の子供を産んで怖くて捨ててきました。」主人は自分が馬とやっているもんだから、本当だと思ってね。「それだったら、よくやったぞ。」って言ったって。それで、馬代は子供のものになったそうだ。この話は聞いたよ。
| レコード番号 | 47O410422 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C007 |
| 決定題名 | 馬を売った話(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 比嘉英秀 |
| 話者名かな | ひがえいしゅう |
| 生年月日 | 19030503 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 与那城村宮城島池味 |
| 記録日 | 19720806 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那城村T8B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 雌馬,妻を失くした,馬小屋,発情,子供,馬を売りに行った,馬代 |
| 梗概(こうがい) | ある家の主人が雌馬(みーうま)を飼って、非常にかわいがっていたんだろうな。今度はもう、妻を失くしたもんだからね。主人は馬小屋の天井裏に寝て、この雌馬の様子をうかがっていた。そして、雌馬が発情したときに下に下りていって馬とやりよったと。それを、この家で使われている子供が見て、主人に言ったそうだ。「ああ、ターリー、この馬は役にたたないですよ。」「どうしてだ。」「これは、使いものになりません。」「そうか。使えなかったら、どこかへ持っていって売るか。」子供は、「はい、売ってきましょう。」と言って、馬を売りに行ったらしい。子供が帰って来たので、主人が、「だぁ、いゃー、お金は。馬代は。」と言うと、この子供はまた、「はあ、この馬を町まで連れていったら、町で人間の子供を産んで怖くて捨ててきました。」主人は自分が馬とやっているもんだから、本当だと思ってね。「それだったら、よくやったぞ。」って言ったって。それで、馬代は子供のものになったそうだ。この話は聞いたよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:13 |
| 物語の時間数 | 1:05 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |