犬の足(共通語)

概要

犬の足は三本あったそうですよ。犬はもう家番(やーばん)でしょう。家番(やーばん)させたらいつも三本では泥棒に迷わされて、泥棒追い払うこともできなくして、犬が考えたことには王様に、「王様、私は足三本ではどうも泥棒の番はできません。一本どうにかして四本にしてください。」とお願いをしたんですが、「そうか、それじゃあ四本にしよう。」と言って、最初こっちに猫が来たもんだから、「おい猫、おまえの足一本はあの犬に譲ってくれんか。」と言ったから、また猫は、「王様、これは私も倉庫の米倉の番させておるけど、足四本でもいつでも鼠にやられてしまって、米俵、ふがされてこれはどうにもできないから、私は足四本でなければできません。」と断った。そうしたら、今度は王様は、御香炉(おこーろ)に向かって、「おい、御香炉(おこーろ)、おまえの足一本は犬に譲てくれないか。」と言ったら、「はい、私はもう三本で座っておっても、四本で座っておっても同じことですから、じゃあ、一本はまた犬に譲ってあげましょう。」と言って、御香炉(おこーろ)の足一本を犬に譲って、犬はそれで四本の足にしてくれたそうだ。それから犬がおしっこする時に片足をあげておっておしっこするのは、この足を汚さなくして大切にするのは、王様に対してのお礼のようであります。

再生時間:1:43

民話詳細DATA

レコード番号 47O381363
CD番号 47O38C070
決定題名 犬の足(共通語)
話者がつけた題名
話者名 西江幸進
話者名かな にしえこうしん
生年月日 19100927
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋
記録日 19850226
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊平屋村我喜屋 T27 B23 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 動物昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 伊平屋村民話集 P 199
キーワード 犬の足,家番,泥棒,王様,猫,米倉,鼠,御香炉,おしっこ,お礼
梗概(こうがい) 犬の足は三本あったそうですよ。犬はもう家番(やーばん)でしょう。家番(やーばん)させたらいつも三本では泥棒に迷わされて、泥棒追い払うこともできなくして、犬が考えたことには王様に、「王様、私は足三本ではどうも泥棒の番はできません。一本どうにかして四本にしてください。」とお願いをしたんですが、「そうか、それじゃあ四本にしよう。」と言って、最初こっちに猫が来たもんだから、「おい猫、おまえの足一本はあの犬に譲ってくれんか。」と言ったから、また猫は、「王様、これは私も倉庫の米倉の番させておるけど、足四本でもいつでも鼠にやられてしまって、米俵、ふがされてこれはどうにもできないから、私は足四本でなければできません。」と断った。そうしたら、今度は王様は、御香炉(おこーろ)に向かって、「おい、御香炉(おこーろ)、おまえの足一本は犬に譲てくれないか。」と言ったら、「はい、私はもう三本で座っておっても、四本で座っておっても同じことですから、じゃあ、一本はまた犬に譲ってあげましょう。」と言って、御香炉(おこーろ)の足一本を犬に譲って、犬はそれで四本の足にしてくれたそうだ。それから犬がおしっこする時に片足をあげておっておしっこするのは、この足を汚さなくして大切にするのは、王様に対してのお礼のようであります。
全体の記録時間数 1:47
物語の時間数 1:43
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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