姥捨山と言ってね、昔はね、食べる物が少なかったか、これは分かりませんが、六十過ぎたら、姥捨山と言って、山行って捨てていたそうです。子か孫かこれは分かりませんが、婆さんがもう六十過ぎているから、「もうこれ山に持っていって、置いてこう。」って山に行ったら、この婆さんは、帰りの道を覚(さと)らすために、木の枝を折(うー)てから、こんなしていたから、年寄りは年の功(くー)と言って、「道に迷ったら分かりませんから、木の枝を覚(さと)って、家に帰りなさいってね。」そういって引き返していって、この孫かまた子かこれは分かりませんが、「婆さんをこんなして山に一人置いおくのはすまないから。」と、山からおんぶしてきて自分の床下に囲いしてね、隠してね。そしたら、殿様が、いろんな考え問題出して、「灰の縄を持ってきなさい。」と。それからまた馬(んまー)の親か子か全然分からないのをね、見分けなさいとか。これは、この婆さんに聞いたら、「草(ふさー)を起きて最初食べるのが子。あと食べるのが親。」と言ってね。これとまた木の根か先かみな分かりませんでね。「水の上に一回浮かべたら、根は少し下に沈む、ここが根。先は浮かぶ。」これ分かるといってね。この殿様が考え問題出したら、この子はみんなこの婆さんに聞いて解いたから、「これ自分の考えではない、自分の婆さんが教えた。」と言って、それからこの婆さんはね、年寄は宝と言ってね、大切にしなければいかないと言ってね、こんなことは全然しなかったという話。そういう話ありますよ。
| レコード番号 | 47O381268 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C065 |
| 決定題名 | 姥捨て山(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新垣国安 |
| 話者名かな | あらがきくにやす |
| 生年月日 | 19130216 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字我喜屋 |
| 記録日 | 19850226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村我喜屋 T25 A23 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P 188 |
| キーワード | 姥捨山,木の枝,年の功,床下,殿様,灰の縄,馬,木の根 |
| 梗概(こうがい) | 姥捨山と言ってね、昔はね、食べる物が少なかったか、これは分かりませんが、六十過ぎたら、姥捨山と言って、山行って捨てていたそうです。子か孫かこれは分かりませんが、婆さんがもう六十過ぎているから、「もうこれ山に持っていって、置いてこう。」って山に行ったら、この婆さんは、帰りの道を覚(さと)らすために、木の枝を折(うー)てから、こんなしていたから、年寄りは年の功(くー)と言って、「道に迷ったら分かりませんから、木の枝を覚(さと)って、家に帰りなさいってね。」そういって引き返していって、この孫かまた子かこれは分かりませんが、「婆さんをこんなして山に一人置いおくのはすまないから。」と、山からおんぶしてきて自分の床下に囲いしてね、隠してね。そしたら、殿様が、いろんな考え問題出して、「灰の縄を持ってきなさい。」と。それからまた馬(んまー)の親か子か全然分からないのをね、見分けなさいとか。これは、この婆さんに聞いたら、「草(ふさー)を起きて最初食べるのが子。あと食べるのが親。」と言ってね。これとまた木の根か先かみな分かりませんでね。「水の上に一回浮かべたら、根は少し下に沈む、ここが根。先は浮かぶ。」これ分かるといってね。この殿様が考え問題出したら、この子はみんなこの婆さんに聞いて解いたから、「これ自分の考えではない、自分の婆さんが教えた。」と言って、それからこの婆さんはね、年寄は宝と言ってね、大切にしなければいかないと言ってね、こんなことは全然しなかったという話。そういう話ありますよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:33 |
| 物語の時間数 | 1:31 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |