兄弟がね、国から追われてね、ある所にね、住んでいて暮らしているうちにね、この男が鬼になってねやっぱこの島にね、来る人はね、皆殺して食べてたそうですよ。だからね、国から、「これはもう是非殺さなければできん。」と言うてね、行くけれども、これに負けて。ある時はね、この妹(うない)に、「自分の兄弟だし、お前がどうにか考えなさい。」ということになったから、このウナイはね、生姜とサンニンの葉でね、鬼餅をたくさん作ってね、やっぱ一つは自分で食べる餅を何にも入れんで作って、また、この自分の兄に作っているのには石混ぜてね、みんな作って兄のところに持って行っくとね、あの時はね、このウナイは、自分はパンチュみんな取ってね、こっち開いてね、兄さんにね、やっぱこっちは上手く見せて、「自分も食べるから、お前も食べなさいって。」と石混ぜた餅を兄にやって、自分は普通の鬼餅を食べていたら、兄は、「お前の餅はこんなに硬いか。」って言うから、「私の餅も硬いよ。」と言って、下のほうを見せて、「私のこっちの口はもっと歯が硬いから、これガミガミして食べられるよ。これは餅を食べる口。これは鬼を食べる口。」って言ったからね、相手はびっくりしてね、「もう大変。」と言ってね、逃げたらウナイに捕らえられてね、ウナイがあの時にこの鬼を殺してやっぱこれを退治したという。
| レコード番号 | 47O380889 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C045 |
| 決定題名 | 鬼餅由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 仲里文蔵 |
| 話者名かな | なかざとぶんぞう |
| 生年月日 | 19101107 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字田名 |
| 記録日 | 19800907 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村田名 T08 A18 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P192 |
| キーワード | 兄弟,鬼,妹,うない,生姜,サンニンの葉,鬼餅,退治 |
| 梗概(こうがい) | 兄弟がね、国から追われてね、ある所にね、住んでいて暮らしているうちにね、この男が鬼になってねやっぱこの島にね、来る人はね、皆殺して食べてたそうですよ。だからね、国から、「これはもう是非殺さなければできん。」と言うてね、行くけれども、これに負けて。ある時はね、この妹(うない)に、「自分の兄弟だし、お前がどうにか考えなさい。」ということになったから、このウナイはね、生姜とサンニンの葉でね、鬼餅をたくさん作ってね、やっぱ一つは自分で食べる餅を何にも入れんで作って、また、この自分の兄に作っているのには石混ぜてね、みんな作って兄のところに持って行っくとね、あの時はね、このウナイは、自分はパンチュみんな取ってね、こっち開いてね、兄さんにね、やっぱこっちは上手く見せて、「自分も食べるから、お前も食べなさいって。」と石混ぜた餅を兄にやって、自分は普通の鬼餅を食べていたら、兄は、「お前の餅はこんなに硬いか。」って言うから、「私の餅も硬いよ。」と言って、下のほうを見せて、「私のこっちの口はもっと歯が硬いから、これガミガミして食べられるよ。これは餅を食べる口。これは鬼を食べる口。」って言ったからね、相手はびっくりしてね、「もう大変。」と言ってね、逃げたらウナイに捕らえられてね、ウナイがあの時にこの鬼を殺してやっぱこれを退治したという。 |
| 全体の記録時間数 | 3:30 |
| 物語の時間数 | 3:24 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |