屋蔵大主(共通語)

概要

この屋蔵大主(やぐらうふすー)はですね、もと沖縄の第一尚氏(だいいちしょうし)の始めの尚巴志(しょうはっし)のですね、お祖父さんにあたって、この伊平屋の我喜屋に永住して、そして非常に農業を熱心されて、豊作のときには蔵をひとつびとつ造って、その豊作の余ったものは、みなその蔵に詰めて、その蔵が終わったら、また次の蔵を造って、そして、それに貯えて、そういう順序を経て八つの蔵の一杯詰まったところで、その年に、この島は非常に飢饉が生じまして、そのときに、農民は非常に困って、「屋蔵の蔵からなんとかできないか。」と言ったけれども、「まだまだ飢饉はこれからひどくなるから、今はまだ大丈夫でしょう。」そして、いよいよ、もう人々がせっぱつまって、生きるか死ぬかの立場になったところに、蔵をひとつびとつ開けて、一般の農民に分けてあげたと。そして、全部の蔵を開放してあげて住民のこの非常な、苦しい飢饉から救ってやったから、それで、あだ名を屋蔵大主(やぐらうふすー)と名をつけたそうであります。 そして、その人の遺骨はですね、まだ伊平屋のハイフという岬のところに祀ってあるそうであります。

再生時間:2:14

民話詳細DATA

レコード番号 47O380856
CD番号 47O38C043
決定題名 屋蔵大主(共通語)
話者がつけた題名 屋蔵王の話
話者名 宮城松助
話者名かな みやぎまつすけ
生年月日 19000204
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊平屋村字前泊
記録日 19800907
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊平屋村前泊 T07 A02 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 集まりの時や船員だった頃におもに年寄りから聞いた。
文字化資料 伊平屋村民話集 P64
キーワード 屋蔵大主,沖縄,第一尚氏,尚巴志,伊平屋,我喜屋,豊作,蔵,飢饉,ハイフ
梗概(こうがい) この屋蔵大主(やぐらうふすー)はですね、もと沖縄の第一尚氏(だいいちしょうし)の始めの尚巴志(しょうはっし)のですね、お祖父さんにあたって、この伊平屋の我喜屋に永住して、そして非常に農業を熱心されて、豊作のときには蔵をひとつびとつ造って、その豊作の余ったものは、みなその蔵に詰めて、その蔵が終わったら、また次の蔵を造って、そして、それに貯えて、そういう順序を経て八つの蔵の一杯詰まったところで、その年に、この島は非常に飢饉が生じまして、そのときに、農民は非常に困って、「屋蔵の蔵からなんとかできないか。」と言ったけれども、「まだまだ飢饉はこれからひどくなるから、今はまだ大丈夫でしょう。」そして、いよいよ、もう人々がせっぱつまって、生きるか死ぬかの立場になったところに、蔵をひとつびとつ開けて、一般の農民に分けてあげたと。そして、全部の蔵を開放してあげて住民のこの非常な、苦しい飢饉から救ってやったから、それで、あだ名を屋蔵大主(やぐらうふすー)と名をつけたそうであります。 そして、その人の遺骨はですね、まだ伊平屋のハイフという岬のところに祀ってあるそうであります。
全体の記録時間数 2:40
物語の時間数 2:14
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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