娘でもう捨てるにも捨てられられないくらい愛しい子のことですが、病気で死んだその子を慕って、その子の親は、墓へ通ったらね、その墓の上から、すぐ桑の木がこんなして出てきたってよ。やがて、人の背丈程になったら、その中から虫が湧いてきた。それは蚕虫だった。湧いているので、「これは何か意味があるようだ、我が子の霊のようだ。この虫は処理してはいけない。」と言って親は籠を作って養ったらね、これから卵ができてね、これもまた意味があるのかと親が卵を育てたらよ、糸がビリビリ出たので、糸を巻き、こんな笊に絞りだしたらね、絹物になったさ。それで、それから親は、「これは、私の子の蚕を育てなさいという意味だね。」と思って、そして全部へと広げた。蚕虫はこれから育ったんだよ。
| レコード番号 | 47O380772 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C039 |
| 決定題名 | 蚕になった娘(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | かいこ虫由来 |
| 話者名 | 末吉マサ |
| 話者名かな | すえよしまさ |
| 生年月日 | 18981201 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊平屋村字前泊 |
| 記録日 | 19800907 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊平屋村前泊 T04 A04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 伊平屋村民話集 P190 |
| キーワード | 娘,病気,墓,桑の木,蚕虫,霊,籠,卵,糸,蚕 |
| 梗概(こうがい) | 娘でもう捨てるにも捨てられられないくらい愛しい子のことですが、病気で死んだその子を慕って、その子の親は、墓へ通ったらね、その墓の上から、すぐ桑の木がこんなして出てきたってよ。やがて、人の背丈程になったら、その中から虫が湧いてきた。それは蚕虫だった。湧いているので、「これは何か意味があるようだ、我が子の霊のようだ。この虫は処理してはいけない。」と言って親は籠を作って養ったらね、これから卵ができてね、これもまた意味があるのかと親が卵を育てたらよ、糸がビリビリ出たので、糸を巻き、こんな笊に絞りだしたらね、絹物になったさ。それで、それから親は、「これは、私の子の蚕を育てなさいという意味だね。」と思って、そして全部へと広げた。蚕虫はこれから育ったんだよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:28 |
| 物語の時間数 | 1:09 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |