船魂とアカカンジャー(共通語)

概要

昔の人の話ですが、アカカンジャーに蛸ぶつけた場合に怖がって大変らしい。だから海行くときにもアカカンジャーは、「蛸は捕らんように。」と言うらしいですな。 船にはですね、くり舟でもですね、どんな船でも船魂(はなだま)というお神さんがあるでしょう。あれは、本当に人間を助けたと言う話がありますな。 あるときですね、アカカンジャーが浜の石の影でこう昼寝をしておったらしい。そこに海からあがって来た漁師が見てですね、漁師が蛸をもっておったもんだから、その蛸をアカカンジャーに投げたらしいです。そしたら、アカカンジャーは、怒って追いかけて来たから、その漁師は逃げて行ったら、向こうに逆むけにしたくり舟があったんですよ。漁師は、その舟の下に逃げて行って隠れたらしいです。そしたら、アカカンジャーは追いかけて来て、「おかしいな、確かにこの舟のところに来たんだがなあ。」と言うことで、舟のぐるりを廻ってるんですよ。ぐるぐる廻ってもアカカンジャーは、なかなか舟の中に入ることができないで、とうとうあきらめてそこを去って行ったから、その舟の中に入っていたその漁師は出て来て、
「ああ、船魂(はなたま)という神様が預かってくれたおかげで、アカカンジャーが入れなかった助かった。」と言ったそうです。だから、「なるほど、船魂(はなたま)という本当神様はおるのだなあ。」と言うことであります。

再生時間:2:28

民話詳細DATA

レコード番号 47O380700
CD番号 47O38C035
決定題名 船魂とアカカンジャー(共通語)
話者がつけた題名
話者名 与那覇守助
話者名かな よなはしゅすけ
生年月日 19100501
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊平屋村字田名
記録日 19800907
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊平屋村田名 T01 A17 
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話、 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 伊平屋村民話集 P90
キーワード アカカンジャー,蛸,船,船魂,漁師,神様
梗概(こうがい) 昔の人の話ですが、アカカンジャーに蛸ぶつけた場合に怖がって大変らしい。だから海行くときにもアカカンジャーは、「蛸は捕らんように。」と言うらしいですな。 船にはですね、くり舟でもですね、どんな船でも船魂(はなだま)というお神さんがあるでしょう。あれは、本当に人間を助けたと言う話がありますな。 あるときですね、アカカンジャーが浜の石の影でこう昼寝をしておったらしい。そこに海からあがって来た漁師が見てですね、漁師が蛸をもっておったもんだから、その蛸をアカカンジャーに投げたらしいです。そしたら、アカカンジャーは、怒って追いかけて来たから、その漁師は逃げて行ったら、向こうに逆むけにしたくり舟があったんですよ。漁師は、その舟の下に逃げて行って隠れたらしいです。そしたら、アカカンジャーは追いかけて来て、「おかしいな、確かにこの舟のところに来たんだがなあ。」と言うことで、舟のぐるりを廻ってるんですよ。ぐるぐる廻ってもアカカンジャーは、なかなか舟の中に入ることができないで、とうとうあきらめてそこを去って行ったから、その舟の中に入っていたその漁師は出て来て、 「ああ、船魂(はなたま)という神様が預かってくれたおかげで、アカカンジャーが入れなかった助かった。」と言ったそうです。だから、「なるほど、船魂(はなたま)という本当神様はおるのだなあ。」と言うことであります。
全体の記録時間数 2:52
物語の時間数 2:28
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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