十二支由来(共通語)

概要

昔ね、神様がね、動物を集めて、「明日はお正月だから、ごちそうをしてやるから、動物さん、皆集まりなさい。」と、号令をしたんだそうだ。そうしたら、触れを出したらね、その動物が皆集まるわけだね、そして、「何日、何白に集まりなさい。」と、神様が、触れを出したわけだ。それで、動物は集まるわけだがね、集まるわけだが、一番、子(ね)だね、丑、寅、卯、辰…だね。そしてこうまあ、並ぶわけだね。並んでくる、いや並んでくるんじゃない、先しだい、競走したんだろうね、そしたら、あの、ま、一番並んで来たんだ。その並んで来るときに、鼠がね、鼠は小さいもんだから、ああ、一番小さいもんだからね、人の背中から、みなはって、牛の背中からはって、一番先になったんたって。先になってね、先になって並んで来たから、牛は一番先だと思ったら鼠が、その間近になって、飛んで一番先になったんだから、そしたら、一番先が、子(ね)という鼠が来たわけなんだ。そして、その中に猫は、入ってないわけだね、猫は。猫は入ってないもんだから、猫は、いつ、何どきということを聞いたんだそうですが、鼠がね、まあ、いわば、今日じゃないということを知らせたんだって。そういう説もあるし、また、猫は寝坊して、朝、早く起きなかったという説もあるんだがね。そして鼠は日にちをまちがえてしまって、ああ、鼠が、「今日じゃない、明日だ。」と、言うもんだから、日にちをまちがえてしまって、行かなかったというんだ。そしたら、猫は入ってないというわけで、それで、そのかたきに、猫が鼠を食うような、かたきうちで、鼠を食うようになったという話もあるし、また猫は寝坊して、猫がいつも足でこうこうやるね、顔洗うように、顔洗う、ああ、顔、こうこうしてやる、そういう……、寝坊してそういうふうになったという説もある。まあ、説が二つあるわけだね、それで、子、丑、寅、その順序で集まったわけだが、猫は入ってないということになる。だから、かたきうちに、猫が鼠を食っているという話なんだって。

再生時間:3:17

民話詳細DATA

レコード番号 47O383000
CD番号 47O38C154
決定題名 十二支由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 浜里正治
話者名かな はまざとまさはる
生年月日 18980913
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊是名村字仲田
記録日 19820905
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊是名村 T15 A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 動物昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料 いぜな島の民話 P106
キーワード 神様,動物,お正月,号令,競走,鼠,牛の背中,猫
梗概(こうがい) 昔ね、神様がね、動物を集めて、「明日はお正月だから、ごちそうをしてやるから、動物さん、皆集まりなさい。」と、号令をしたんだそうだ。そうしたら、触れを出したらね、その動物が皆集まるわけだね、そして、「何日、何白に集まりなさい。」と、神様が、触れを出したわけだ。それで、動物は集まるわけだがね、集まるわけだが、一番、子(ね)だね、丑、寅、卯、辰…だね。そしてこうまあ、並ぶわけだね。並んでくる、いや並んでくるんじゃない、先しだい、競走したんだろうね、そしたら、あの、ま、一番並んで来たんだ。その並んで来るときに、鼠がね、鼠は小さいもんだから、ああ、一番小さいもんだからね、人の背中から、みなはって、牛の背中からはって、一番先になったんたって。先になってね、先になって並んで来たから、牛は一番先だと思ったら鼠が、その間近になって、飛んで一番先になったんだから、そしたら、一番先が、子(ね)という鼠が来たわけなんだ。そして、その中に猫は、入ってないわけだね、猫は。猫は入ってないもんだから、猫は、いつ、何どきということを聞いたんだそうですが、鼠がね、まあ、いわば、今日じゃないということを知らせたんだって。そういう説もあるし、また、猫は寝坊して、朝、早く起きなかったという説もあるんだがね。そして鼠は日にちをまちがえてしまって、ああ、鼠が、「今日じゃない、明日だ。」と、言うもんだから、日にちをまちがえてしまって、行かなかったというんだ。そしたら、猫は入ってないというわけで、それで、そのかたきに、猫が鼠を食うような、かたきうちで、鼠を食うようになったという話もあるし、また猫は寝坊して、猫がいつも足でこうこうやるね、顔洗うように、顔洗う、ああ、顔、こうこうしてやる、そういう……、寝坊してそういうふうになったという説もある。まあ、説が二つあるわけだね、それで、子、丑、寅、その順序で集まったわけだが、猫は入ってないということになる。だから、かたきうちに、猫が鼠を食っているという話なんだって。
全体の記録時間数 3:54
物語の時間数 3:17
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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