兄弟始祖(共通語)

概要

それでは、これからですね、昔の古宇利島の、成り立ちですね成り立ち話しましょうね。昔、古宇利島にはね、古宇利島には、あのう、天から女の子と男の二人を降ろしたそうだ。降ろしたので、この二人が成長するまでは、毎日、毎日、天からね、餅、餅を降ろしたそうだ。それで、それから、この二人は、年ごろなってね、年ごろになって、働いてね、食べられるようになったからね、食べられるようになったからこの餅は止められたようだよ。止められたので、もう年ごろにもなって、成長して、年ごろにもなっているのだから、ほら、この餅は止められたのだから、自然、自分たちであさり食いをしないと、生活ができないようになったわけさ。だからそれからは、もう二人で、一生けん命、ここ波打ち際もどこもかも歩きながらね、貝も取ったり、魚も取ったりしてね、そのように生活していたようだな。そのように生活しているとき、ある日ね、ある日ね、あのう、ある日、そのようにまたあさりをして歩いているときにね、ウミウマ(たつのおとしご)が、ウミウマが恋、恋をするのを見てね、二人は、(ウミウマが)恋しているのを見たので、その夜からね、その恋を思い出して、二人とも、それで家に帰って来てそれから、恋をはじめてね、子や孫も、それから、ありがたいことに、繁盛して、繁盛して今の古宇利島の御願所は、この二人だって。それからって。だから、その前は、その前は、恋というのも、何もわからなくてね。二人でいる、小さいときから、ありのままの姿で、育てられているからね、そのような育ち方だったようだが、だから、ある日海に行って、またあさりして歩いているときに、ウミウマといってあなたがたは知らないはずだが、ウミウマというのがいるよ。そのウミウマが恋するのを見て、それから色気を出して、色気を出して、恋して、子や孫も生まれて、発生したのが、古宇利島が発展したのが、この二人から始まったって。

再生時間:2:38

民話詳細DATA

レコード番号 47O382961
CD番号 47O38C152
決定題名 兄弟始祖(共通語)
話者がつけた題名 太陽の子
話者名 東江清蔵
話者名かな あがりえせいぞう
生年月日 19030119
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊是名村字伊是名
記録日 19810402
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊是名村 T13 B12
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 古宇利島,天,餅,貝,ウミウマ,たつのおとしご,恋,繁盛,御願所
梗概(こうがい) それでは、これからですね、昔の古宇利島の、成り立ちですね成り立ち話しましょうね。昔、古宇利島にはね、古宇利島には、あのう、天から女の子と男の二人を降ろしたそうだ。降ろしたので、この二人が成長するまでは、毎日、毎日、天からね、餅、餅を降ろしたそうだ。それで、それから、この二人は、年ごろなってね、年ごろになって、働いてね、食べられるようになったからね、食べられるようになったからこの餅は止められたようだよ。止められたので、もう年ごろにもなって、成長して、年ごろにもなっているのだから、ほら、この餅は止められたのだから、自然、自分たちであさり食いをしないと、生活ができないようになったわけさ。だからそれからは、もう二人で、一生けん命、ここ波打ち際もどこもかも歩きながらね、貝も取ったり、魚も取ったりしてね、そのように生活していたようだな。そのように生活しているとき、ある日ね、ある日ね、あのう、ある日、そのようにまたあさりをして歩いているときにね、ウミウマ(たつのおとしご)が、ウミウマが恋、恋をするのを見てね、二人は、(ウミウマが)恋しているのを見たので、その夜からね、その恋を思い出して、二人とも、それで家に帰って来てそれから、恋をはじめてね、子や孫も、それから、ありがたいことに、繁盛して、繁盛して今の古宇利島の御願所は、この二人だって。それからって。だから、その前は、その前は、恋というのも、何もわからなくてね。二人でいる、小さいときから、ありのままの姿で、育てられているからね、そのような育ち方だったようだが、だから、ある日海に行って、またあさりして歩いているときに、ウミウマといってあなたがたは知らないはずだが、ウミウマというのがいるよ。そのウミウマが恋するのを見て、それから色気を出して、色気を出して、恋して、子や孫も生まれて、発生したのが、古宇利島が発展したのが、この二人から始まったって。
全体の記録時間数 2:52
物語の時間数 2:38
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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