大歳の客(共通語)

概要

大金持の前に三度の食事も食べられない貧乏な家があった。大晦日の晩、その家に年寄りが来て「泊めてくれ。」と頼んだ。汚ない家なので遠慮していると、「後ろの家では断られたのでこちらに来た。」と言うので、泊めることにした。年寄りが「ほかの家は豚も焼いてお正月の準備をしているが、あなたたちはどうしたのか。」と言うと、「私の家は何もないので、火を燃やして火正月です。」と答えると、年寄りは、「では鍋に水を入れ、鉤に下げなさい。」と言った。そうすると、この年寄りがうしざしで何か入れ鍋一杯お肉になった。元旦の朝、年寄りが「早く起きて若水を沸かしなさい。」と言うので沸かすと、また年寄りはこの水に何か入れ、家族に浴びさせた。貧乏人は、若返りきれいになった。金持は「私たちから取った金を早く返せ。」と言うので困っていると、年寄りが「また来たときにはマーイシを焼いて、座るところに置きなさい。」と教えた。その通りにすると、金持が来て座り尻が焼けて、キャッキャッと言いながら山に逃げて行き猿になった。

再生時間:3:09

民話詳細DATA

レコード番号 47O382848
CD番号 47O38C146
決定題名 大歳の客(共通語)
話者がつけた題名 猿長者
話者名 山内カマ
話者名かな やまうちかま
生年月日 19091211
性別
出身地 沖縄県島尻郡伊是名村字伊是名
記録日 19800906
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 島尻郡伊是名村 T10 B08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情 祖母から聞いた。
文字化資料
キーワード 大金持,貧乏,大晦日の晩,年寄り,お正月,火正月,鍋,マーイシ,尻,猿
梗概(こうがい) 大金持の前に三度の食事も食べられない貧乏な家があった。大晦日の晩、その家に年寄りが来て「泊めてくれ。」と頼んだ。汚ない家なので遠慮していると、「後ろの家では断られたのでこちらに来た。」と言うので、泊めることにした。年寄りが「ほかの家は豚も焼いてお正月の準備をしているが、あなたたちはどうしたのか。」と言うと、「私の家は何もないので、火を燃やして火正月です。」と答えると、年寄りは、「では鍋に水を入れ、鉤に下げなさい。」と言った。そうすると、この年寄りがうしざしで何か入れ鍋一杯お肉になった。元旦の朝、年寄りが「早く起きて若水を沸かしなさい。」と言うので沸かすと、また年寄りはこの水に何か入れ、家族に浴びさせた。貧乏人は、若返りきれいになった。金持は「私たちから取った金を早く返せ。」と言うので困っていると、年寄りが「また来たときにはマーイシを焼いて、座るところに置きなさい。」と教えた。その通りにすると、金持が来て座り尻が焼けて、キャッキャッと言いながら山に逃げて行き猿になった。
全体の記録時間数 3:20
物語の時間数 3:09
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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