今帰仁と中山王が戦さをしたとき今帰仁按司の妻の腹の中には尚円王が入っていた。按司は妻を助けようと舟にのせて流すと舟は屋那覇島のウジグジについた。そこで働いたが、普通の人ではないので、この人には下女はさせられないといわれ、伊是名島の諸見に渡り、諸見では、腹が大きくなり、子どもが生まれそうになったので、アサギ(離れ)でお産もしようとした。普通の人ではないので、人の家でお産をすることができず、竹林の中で、竹を抱いて尚円を産んだ。尚円が坂の田で田を作ると、他の田には水がないときでも、尚円の田には水がたくさんあった。夜、まわりの田から水を汲み、かついで自分の坂の田に入れたと思われ、人々に追われたので、身を守るために国頭の辺土に逃げたが、その辺土でも人々に追われた。辺土から追われるとき尚円が鍛冶屋に武器を注文すると鍛冶屋は「武器は用意してあるから、早く逃げなさい。」と逃がしてくれた。尚円は、奥間に逃げて、奥間鍛冶屋にかくまわれ、奥間の白浜に小麦をまくと、その麦は良く育った。奥間の鍛冶屋は尚円を助けたので、後に首里に呼ばれ高い位についた。
| レコード番号 | 47O382822 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C145 |
| 決定題名 | 尚円王 逆田(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 浜里ウシ |
| 話者名かな | はまさとうし |
| 生年月日 | 18940515 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊是名村字仲田 |
| 記録日 | 19800904 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊是名村 T10 A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | おじいさんから聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 今帰仁,中山王,戦さ,按司,尚円王,舟,屋那覇島,ウジグジ,伊是名島,諸見,アサギ,お産,竹林,国頭,辺土,鍛冶屋,武器,奥間,奥間鍛冶屋,白浜,小麦,首里 |
| 梗概(こうがい) | 今帰仁と中山王が戦さをしたとき今帰仁按司の妻の腹の中には尚円王が入っていた。按司は妻を助けようと舟にのせて流すと舟は屋那覇島のウジグジについた。そこで働いたが、普通の人ではないので、この人には下女はさせられないといわれ、伊是名島の諸見に渡り、諸見では、腹が大きくなり、子どもが生まれそうになったので、アサギ(離れ)でお産もしようとした。普通の人ではないので、人の家でお産をすることができず、竹林の中で、竹を抱いて尚円を産んだ。尚円が坂の田で田を作ると、他の田には水がないときでも、尚円の田には水がたくさんあった。夜、まわりの田から水を汲み、かついで自分の坂の田に入れたと思われ、人々に追われたので、身を守るために国頭の辺土に逃げたが、その辺土でも人々に追われた。辺土から追われるとき尚円が鍛冶屋に武器を注文すると鍛冶屋は「武器は用意してあるから、早く逃げなさい。」と逃がしてくれた。尚円は、奥間に逃げて、奥間鍛冶屋にかくまわれ、奥間の白浜に小麦をまくと、その麦は良く育った。奥間の鍛冶屋は尚円を助けたので、後に首里に呼ばれ高い位についた。 |
| 全体の記録時間数 | 3:20 |
| 物語の時間数 | 3:09 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |