「クックックックッー ククウ ククウ シイジャヌヤクミガ ワアワタアキヤイ〔年上の兄さんが わたしの腹を開けた〕クックックックッー クックックックッー ククウ ククウ シイジャヌヤクミガ ワアワタアキヤイ〔年上の兄さんが わたしの腹を開けた〕クックックックー。」と鳴くよ。これが鳴くよ。コッコッコーと、弟がね、「クックックックー クックックックッー シイジャヌヤクミガ ワアワタアキヤイ〔年上の兄さんが わたしの腹を開けた〕クックックックッー クックックックッー ククウ ククウ。」そんなふうに鳴くよ。「年上の兄さんが、年上の兄さんがわたしの腹を開けた。」と、(鳥が)言うのかは、よくわからないけれど、鳥は、「コッコッコッコー コッコッコッコー コーコー」こんなふうに鳴くよ。静かに黙って聞いていたらね、こんなふうにして鳴いているよ。季節になったら来るでしょう。畑に行ったら。どこの島でも、この鳥は飛びまわってきて鳴いているのかね。薪を切りに行ったときの話だよ。国頭の山で、国頭の人でしょう。伊是名の人ではないよ。国頭の山に薪を切りに行って、兄弟で行って、兄弟で薪を取りに行った。兄は、先に行って、弟は、後でごはんを持って行ったでしょう。昼のごはん。そして、山に行ってから、いっしょに、弟も兄さんもいっしょに食べたでしょう。それで兄さんが、「お前は、家で食べて来たのに、また畑でも食べるのか。」と、こんなにいじめたって。それで弟は、「私は、家で食べて来なかったので、畑で食べているんだよ。アンマー(お母さん)が、アンマーが『畑で食べなさい』と、言って、家で食べさせなかったので、畑に来て食べているんだよ。」と、言った。それから、弟は、鳥になって、鳥になってから、「コッコッコッー。」と鳴く。昔話はこんなだよ。昔の人の話は、こんなことさ。
| レコード番号 | 47O382662 |
|---|---|
| CD番号 | 47O38C137 |
| 決定題名 | 時鳥兄弟(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊是名マチヤ |
| 話者名かな | いぜなまちや |
| 生年月日 | 19001206 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県島尻郡伊是名村字勢理客 |
| 記録日 | 19800904 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 島尻郡伊是名村 T05 B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 動物昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | いぜな島の民話 P114 |
| キーワード | 兄,腹,弟,鳥,国頭,薪,アンマー,畑 |
| 梗概(こうがい) | 「クックックックッー ククウ ククウ シイジャヌヤクミガ ワアワタアキヤイ〔年上の兄さんが わたしの腹を開けた〕クックックックッー クックックックッー ククウ ククウ シイジャヌヤクミガ ワアワタアキヤイ〔年上の兄さんが わたしの腹を開けた〕クックックックー。」と鳴くよ。これが鳴くよ。コッコッコーと、弟がね、「クックックックー クックックックッー シイジャヌヤクミガ ワアワタアキヤイ〔年上の兄さんが わたしの腹を開けた〕クックックックッー クックックックッー ククウ ククウ。」そんなふうに鳴くよ。「年上の兄さんが、年上の兄さんがわたしの腹を開けた。」と、(鳥が)言うのかは、よくわからないけれど、鳥は、「コッコッコッコー コッコッコッコー コーコー」こんなふうに鳴くよ。静かに黙って聞いていたらね、こんなふうにして鳴いているよ。季節になったら来るでしょう。畑に行ったら。どこの島でも、この鳥は飛びまわってきて鳴いているのかね。薪を切りに行ったときの話だよ。国頭の山で、国頭の人でしょう。伊是名の人ではないよ。国頭の山に薪を切りに行って、兄弟で行って、兄弟で薪を取りに行った。兄は、先に行って、弟は、後でごはんを持って行ったでしょう。昼のごはん。そして、山に行ってから、いっしょに、弟も兄さんもいっしょに食べたでしょう。それで兄さんが、「お前は、家で食べて来たのに、また畑でも食べるのか。」と、こんなにいじめたって。それで弟は、「私は、家で食べて来なかったので、畑で食べているんだよ。アンマー(お母さん)が、アンマーが『畑で食べなさい』と、言って、家で食べさせなかったので、畑に来て食べているんだよ。」と、言った。それから、弟は、鳥になって、鳥になってから、「コッコッコッー。」と鳴く。昔話はこんなだよ。昔の人の話は、こんなことさ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:22 |
| 物語の時間数 | 2:36 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |