粟国兼浜という武士がいた。この人は那覇に出て、高利貸しの家に使われていた。(この高利貸しが)津嘉山の人に金を貸していて、何月何日に返済するからと契約していたので、主人のお供をして金の請求に行った。するとその家では、高利貸しが金の請求に来たら殺すつもりでいた。それで酒を飲ませたりして酔わせた。主人が酔っ払ったので、兼浜はこれは用心しないといけないと考えていると、女の人が出てきて主人を別の部屋へ連れて行った。(部屋の中を覗くと)枕は石枕だった。兼浜はここへ来る途中、道中で、「アガリトゥンチヤ ヤドゥカヤヤ マンリ、ムドゥティミルヒトゥヤ チュイイジラン(東殿内に宿をとる人は多いが、戻って帰る人は一人もいない)」という歌を聞いていたので、これはおかしいと思っていると、裏側で物音がした。裏へ回ってみると落とし穴が掘られていた。それで、二人は那覇へ戻って、裁判所へ行ってこのことを訴えたということである。また、兼浜はとても足の速い人で、雨の中を走っても濡れなかったという。
| レコード番号 | 47O230625 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C037 |
| 決定題名 | 武士粟国兼浜(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 与那全福 |
| 話者名かな | よなぜんぷく |
| 生年月日 | 19031215 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村浜 |
| 記録日 | 19820920 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T27-2A06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 武士,賢明, |
| 梗概(こうがい) | 粟国兼浜という武士がいた。この人は那覇に出て、高利貸しの家に使われていた。(この高利貸しが)津嘉山の人に金を貸していて、何月何日に返済するからと契約していたので、主人のお供をして金の請求に行った。するとその家では、高利貸しが金の請求に来たら殺すつもりでいた。それで酒を飲ませたりして酔わせた。主人が酔っ払ったので、兼浜はこれは用心しないといけないと考えていると、女の人が出てきて主人を別の部屋へ連れて行った。(部屋の中を覗くと)枕は石枕だった。兼浜はここへ来る途中、道中で、「アガリトゥンチヤ ヤドゥカヤヤ マンリ、ムドゥティミルヒトゥヤ チュイイジラン(東殿内に宿をとる人は多いが、戻って帰る人は一人もいない)」という歌を聞いていたので、これはおかしいと思っていると、裏側で物音がした。裏へ回ってみると落とし穴が掘られていた。それで、二人は那覇へ戻って、裁判所へ行ってこのことを訴えたということである。また、兼浜はとても足の速い人で、雨の中を走っても濡れなかったという。 |
| 全体の記録時間数 | 4:51 |
| 物語の時間数 | 4:51 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ 車の音 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |