粟国栄村の神里という百姓が、前原の畑にある石を片付けようとしていると、白髪の老人が現われ、大きな石を杖でころがして片付けてくれた。それから何年か後で、糸喜名原の畑に黍を植え、その実が実るころになると、まだ実が青いのに、大風が吹いてきた。それで風に倒されるよりは刈り取ろうと鎌を持っていくと、 また白髪の老人があらわれ、この風は黍を倒すほどの強い風にはならないと教えてくれた。前にも不思議な力を見せた老人なので、神ならばその証拠の朱印が欲しいというと、印に赤豆をくれ、これをまけば来年の六月二十日ごろには実ると教え、今日のことは誰にも言うなと言った。神里が帰る途中、友人に出会い、どこに行って来たかと聞かれ、うっかり本当のことを言うと、まわりは急に暗くなり、朱印の赤豆もなくなってしまった。
| レコード番号 | 47O230593 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C034 |
| 決定題名 | 神里節由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 上原英昌 |
| 話者名かな | うえはらえいしょう |
| 生年月日 | 19091226 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村西 |
| 記録日 | 19820921 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T24A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国村誌P271 |
| キーワード | 神里,白髪の老人,唐黍,赤豆 |
| 梗概(こうがい) | 粟国栄村の神里という百姓が、前原の畑にある石を片付けようとしていると、白髪の老人が現われ、大きな石を杖でころがして片付けてくれた。それから何年か後で、糸喜名原の畑に黍を植え、その実が実るころになると、まだ実が青いのに、大風が吹いてきた。それで風に倒されるよりは刈り取ろうと鎌を持っていくと、 また白髪の老人があらわれ、この風は黍を倒すほどの強い風にはならないと教えてくれた。前にも不思議な力を見せた老人なので、神ならばその証拠の朱印が欲しいというと、印に赤豆をくれ、これをまけば来年の六月二十日ごろには実ると教え、今日のことは誰にも言うなと言った。神里が帰る途中、友人に出会い、どこに行って来たかと聞かれ、うっかり本当のことを言うと、まわりは急に暗くなり、朱印の赤豆もなくなってしまった。 |
| 全体の記録時間数 | 22:41 |
| 物語の時間数 | 22:41 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |