与那城家が跡継ぎのためにヒャークヤから養子をもらった。その子供が八歳の時、牛飼いに行った。石につないだ牛を連れ帰ろうとした時、その綱の上に三本足の猫がいた。驚いた子供は急いで牛を引っ張って帰ったが、それ以来マブヤー(魂)を落としてしまったようになった。心配した親は、その病を治すため、十三歳になった子供を連れて那覇に向けて海を渡った。那覇の街で水肥桶をかついだ老人に出会った。老人に尋ねられるまま、親は事の次第を語った。その老人は、「粟国へ戻り、家の南東に宮を建て、信心せよ」と言った。翌朝、親は老人の家を訪れ、もう一度念を押して尋ねたところ、同じ答えが返ってきた。そこで親は子供とともに島へ戻り、老人の言うとおりにした。そこはアダンの山に当たったので、その山を切り開き、立派な拝所を造った。すると子供は元どおり元気になったという。
| レコード番号 | 47O230589 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C033 |
| 決定題名 | 観音由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 上原英昌 |
| 話者名かな | うえはらえいしょう |
| 生年月日 | 19091226 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村西 |
| 記録日 | 19820921 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T23B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 三本足の猫,マブヤー,老人,拝所 |
| 梗概(こうがい) | 与那城家が跡継ぎのためにヒャークヤから養子をもらった。その子供が八歳の時、牛飼いに行った。石につないだ牛を連れ帰ろうとした時、その綱の上に三本足の猫がいた。驚いた子供は急いで牛を引っ張って帰ったが、それ以来マブヤー(魂)を落としてしまったようになった。心配した親は、その病を治すため、十三歳になった子供を連れて那覇に向けて海を渡った。那覇の街で水肥桶をかついだ老人に出会った。老人に尋ねられるまま、親は事の次第を語った。その老人は、「粟国へ戻り、家の南東に宮を建て、信心せよ」と言った。翌朝、親は老人の家を訪れ、もう一度念を押して尋ねたところ、同じ答えが返ってきた。そこで親は子供とともに島へ戻り、老人の言うとおりにした。そこはアダンの山に当たったので、その山を切り開き、立派な拝所を造った。すると子供は元どおり元気になったという。 |
| 全体の記録時間数 | 12:44 |
| 物語の時間数 | 11:57 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |