山内の何代か前の話だが、相続人になるはずだった人が首里城勤めをし、優秀だったためか引き止められて粟国に帰ることができなかった。それで山内はヒャーク家から養子を迎えた。その子が牛を野原に繋いで、夕方連れに行くと、片足のない猫が牛の側に座っていた。子供は驚いて綱を解いて逃げてきた。その後、その子は病弱になったので、親が那覇の医者のところに連れて行くと、その途中、水肥タグを担いでいる老人に会う。「どうしたのか」と聞くので、理由を話し「医者に行く」と言うと、老人は「その必要はない。家へ帰ってお前たちの家からタチノファ(東南東)に拝所を作って拝みなさい。そうすると元気になる」と言う。それで言われたとおりアダン山を切り開いて、そこにクルマー石を飾って拝んだら元気になった。現在のもの(石)はその後、漂流してきたそうだ。
| レコード番号 | 47O230526 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C028 |
| 決定題名 | 粟国観音の由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 仲里秀雄 |
| 話者名かな | なかざとひでお |
| 生年月日 | 18990402 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字西 |
| 記録日 | 19810517 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T20A09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 片足猫,老人,拝所,漂着石 |
| 梗概(こうがい) | 山内の何代か前の話だが、相続人になるはずだった人が首里城勤めをし、優秀だったためか引き止められて粟国に帰ることができなかった。それで山内はヒャーク家から養子を迎えた。その子が牛を野原に繋いで、夕方連れに行くと、片足のない猫が牛の側に座っていた。子供は驚いて綱を解いて逃げてきた。その後、その子は病弱になったので、親が那覇の医者のところに連れて行くと、その途中、水肥タグを担いでいる老人に会う。「どうしたのか」と聞くので、理由を話し「医者に行く」と言うと、老人は「その必要はない。家へ帰ってお前たちの家からタチノファ(東南東)に拝所を作って拝みなさい。そうすると元気になる」と言う。それで言われたとおりアダン山を切り開いて、そこにクルマー石を飾って拝んだら元気になった。現在のもの(石)はその後、漂流してきたそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:22 |
| 物語の時間数 | 3:13 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |