ある漁師がジャン(ジュゴン)を取って浜辺に干しておくと、「一寄せ、二寄せ、三寄せ」という声がする。津波のことである。漁師は大急ぎで山の方へ逃げた。宮古はこの津波で全滅になった。それで沖縄から粟とか穀物を送った。穀物を持っていった人たちが、島中を探すと女が一人いた。女は、「あなた方は早く帰りなさい」と言う。その人たちが帰り掛けたとき、突然、犬がやって来てワンワン吠えた。その人が木の上に登ると同時に犬が飛び掛る。その時、その人の懐からナイフが落ちて犬の口に入り、犬は死んでしまった。女は泣き崩れた。それから女が犬と出来ていたのではないか、「宮古は犬の子」と言われるようになった。
| レコード番号 | 47O230510 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C027 |
| 決定題名 | 犬婿入り 津波(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 安里武蒸 |
| 話者名かな | あさとたけとし |
| 生年月日 | 19181111 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字浜 |
| 記録日 | 19810516 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T19B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 漁師,ジュゴン,津波,女,犬 |
| 梗概(こうがい) | ある漁師がジャン(ジュゴン)を取って浜辺に干しておくと、「一寄せ、二寄せ、三寄せ」という声がする。津波のことである。漁師は大急ぎで山の方へ逃げた。宮古はこの津波で全滅になった。それで沖縄から粟とか穀物を送った。穀物を持っていった人たちが、島中を探すと女が一人いた。女は、「あなた方は早く帰りなさい」と言う。その人たちが帰り掛けたとき、突然、犬がやって来てワンワン吠えた。その人が木の上に登ると同時に犬が飛び掛る。その時、その人の懐からナイフが落ちて犬の口に入り、犬は死んでしまった。女は泣き崩れた。それから女が犬と出来ていたのではないか、「宮古は犬の子」と言われるようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 3:53 |
| 物語の時間数 | 3:26 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |