兄妹ガいた。兄が鬼になって人を食っているということが村で評判になった。妹が確かめようと思い、兄の住んでいるガマ(洞窟)へ行ってみると、人間の手足が鍋の中に入っていた。妹が「兄さん、兄さん」と呼ぶと、兄は生き物(人間)が来たことは臭いで分かっていたが、「はい、来たか。中に入りなさい」と言って、自分は西側に周り包丁を研ぎ始めた。妹は子供を負ぶっていたので、その子のお尻をつねって泣かす。兄が「どうしたのだ」と聞くので、「小便をしたがっている」と答えると、「そこでさせなさい」と言う。妹が「この子は便所でしかしない」と言うと、兄は逃げられては困ると思い、手足に紐をつけて行かせる。妹はその紐を側の石にくくりつけて逃げ出す。そして、何としてもこの兄を始末しないといけないと思い、鉄の入った餅を作り、自分の物は普通の餅を作って、崖の方に誘う。そして自分の下の方を開けて見せて、ここは餅を食べる口、ここは鬼食う口」と言うと、鬼は驚いて崖から落ちて死んでしまう。
| レコード番号 | 47O230487 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C026 |
| 決定題名 | 鬼餅の由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | 鬼餅由来 |
| 話者名 | 新里ムヤ |
| 話者名かな | しんざとむや |
| 生年月日 | 19110630 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字浜 |
| 記録日 | 19810330 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T18A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P236 |
| キーワード | 兄,妹,鬼,便所,餅,崖の上 |
| 梗概(こうがい) | 兄妹ガいた。兄が鬼になって人を食っているということが村で評判になった。妹が確かめようと思い、兄の住んでいるガマ(洞窟)へ行ってみると、人間の手足が鍋の中に入っていた。妹が「兄さん、兄さん」と呼ぶと、兄は生き物(人間)が来たことは臭いで分かっていたが、「はい、来たか。中に入りなさい」と言って、自分は西側に周り包丁を研ぎ始めた。妹は子供を負ぶっていたので、その子のお尻をつねって泣かす。兄が「どうしたのだ」と聞くので、「小便をしたがっている」と答えると、「そこでさせなさい」と言う。妹が「この子は便所でしかしない」と言うと、兄は逃げられては困ると思い、手足に紐をつけて行かせる。妹はその紐を側の石にくくりつけて逃げ出す。そして、何としてもこの兄を始末しないといけないと思い、鉄の入った餅を作り、自分の物は普通の餅を作って、崖の方に誘う。そして自分の下の方を開けて見せて、ここは餅を食べる口、ここは鬼食う口」と言うと、鬼は驚いて崖から落ちて死んでしまう。 |
| 全体の記録時間数 | 2:24 |
| 物語の時間数 | 2:13 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |