佐敷小按司(方言)

概要

佐敷に佐敷小按司という豪傑な侍がいた。大和のある武士が、沖縄には強い侍がいるというので試合をしよう、とわざわざ佐敷村にやって来た。行く途中に田を耕している百姓がいたので、その人に「この村に佐敷小按司という強い侍がいるそうだな。私はその人と試合をしようと思ってやって来たんだが、どこですか」ときく。その野良仕事の人は実は佐敷小按司だったが、知らん振りをして「そうですか」と答える。大和の人はサバニ(小舟)でやってきていたので、小按司はわざと遠回りさせようと考え、ずっと遠くの場所を教える。そして自分は、その人のサバニを陸に揚げると近道して家に帰り、座敷に座って大和の人を迎え入れた。そして鉄でできた火鉢を、自分の近くに置いて煙草を勧める。大和の人は手を伸ばし、火鉢を引き寄せようとするがびくともしない。小按司が簡単に動かしているのを見て、これはとても勝てないと思い、「私には太刀打ちできないから許してください」と詫びてその家から逃げ出した。浜へ戻ってみるとサバニは陸に揚げられていて運ぶことができない。これは小按司の仕業に違いないと思い、再び小按司の家へ戻ると「サバニを降ろしてください」と頼み、サバニを降ろさせて那覇へ戻っって行った。佐敷小按司は後に尚巴志王になった。

再生時間:4:34

民話詳細DATA

レコード番号 47O230475
CD番号 47O23C025
決定題名 佐敷小按司(方言)
話者がつけた題名 佐敷クアンジ
話者名 豊村幸徳
話者名かな とよむらこうとく
生年月日 19060805
性別
出身地 沖縄県粟国村字東
記録日 19770327
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 粟国T17B11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 佐敷の小按司,力比べ,鉄の火鉢,尚巴志王
梗概(こうがい) 佐敷に佐敷小按司という豪傑な侍がいた。大和のある武士が、沖縄には強い侍がいるというので試合をしよう、とわざわざ佐敷村にやって来た。行く途中に田を耕している百姓がいたので、その人に「この村に佐敷小按司という強い侍がいるそうだな。私はその人と試合をしようと思ってやって来たんだが、どこですか」ときく。その野良仕事の人は実は佐敷小按司だったが、知らん振りをして「そうですか」と答える。大和の人はサバニ(小舟)でやってきていたので、小按司はわざと遠回りさせようと考え、ずっと遠くの場所を教える。そして自分は、その人のサバニを陸に揚げると近道して家に帰り、座敷に座って大和の人を迎え入れた。そして鉄でできた火鉢を、自分の近くに置いて煙草を勧める。大和の人は手を伸ばし、火鉢を引き寄せようとするがびくともしない。小按司が簡単に動かしているのを見て、これはとても勝てないと思い、「私には太刀打ちできないから許してください」と詫びてその家から逃げ出した。浜へ戻ってみるとサバニは陸に揚げられていて運ぶことができない。これは小按司の仕業に違いないと思い、再び小按司の家へ戻ると「サバニを降ろしてください」と頼み、サバニを降ろさせて那覇へ戻っって行った。佐敷小按司は後に尚巴志王になった。
全体の記録時間数 4:59
物語の時間数 4:34
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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