仲順大主には三人の息子がいた。息子たちの心を試そうと思い、長男に「私は年寄って食べ物もよく食べられないから、お前の子は捨てて私に乳を飲ませてくれ」と頼むと、長男は「そんなことはできないよ。仲順大主は狂れているのか」と言う。次に次男を呼んで同じように頼むと、次男も「仲順大主は頭がおかしくなっている。寄る年波、死ぬなら死になさい」と言う。今度は三男に言うと、三男は、「子は産みかえることもできるが、親は二度と拝めない。子を捨てて乳を上げよう」と言う。大主が、「それなら東の松の木の下に三尺の穴を掘って、その子を埋めなさい」と言うので、三男夫婦は鍬やへらを持って松の木の下へ行き、「親も大事にしなければならないので、恨むなよ」と泣きながら穴を掘った。三尺ほど掘ると、穴の中から黄金が次つぎ出てきた。「かわいい子よ、金の花、銀の花が湧き出て、いのち助かったね」と夫婦は大喜び。三男は金持ちになり、親孝行もし子供の生命も救ったと、妻と共に泣いて喜んだそうだ。
| レコード番号 | 47O230464 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C024 |
| 決定題名 | 三男の孝行(方言) |
| 話者がつけた題名 | 子供の肝 仲順流れ |
| 話者名 | 豊村幸徳 |
| 話者名かな | とよむらこうとく |
| 生年月日 | 19060805 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字東 |
| 記録日 | 19770326 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T17A13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P200 |
| キーワード | 息子三人,乳,松の木,黄金, |
| 梗概(こうがい) | 仲順大主には三人の息子がいた。息子たちの心を試そうと思い、長男に「私は年寄って食べ物もよく食べられないから、お前の子は捨てて私に乳を飲ませてくれ」と頼むと、長男は「そんなことはできないよ。仲順大主は狂れているのか」と言う。次に次男を呼んで同じように頼むと、次男も「仲順大主は頭がおかしくなっている。寄る年波、死ぬなら死になさい」と言う。今度は三男に言うと、三男は、「子は産みかえることもできるが、親は二度と拝めない。子を捨てて乳を上げよう」と言う。大主が、「それなら東の松の木の下に三尺の穴を掘って、その子を埋めなさい」と言うので、三男夫婦は鍬やへらを持って松の木の下へ行き、「親も大事にしなければならないので、恨むなよ」と泣きながら穴を掘った。三尺ほど掘ると、穴の中から黄金が次つぎ出てきた。「かわいい子よ、金の花、銀の花が湧き出て、いのち助かったね」と夫婦は大喜び。三男は金持ちになり、親孝行もし子供の生命も救ったと、妻と共に泣いて喜んだそうだ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:54 |
| 物語の時間数 | 3:28 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |