ある所にお互いに口も利かないほど仲の悪い百姓の兄弟がいた。弟には兄弟以上に仲のよい友達がいた。川原の近くに弟の畑があって、作物が実っていた。ところが毎晩のようにその作物が盗まれた。ある晩、弟が棒を持って畑へ行き、隠れて見張っていると、誰かが盗んでいる姿が見えたので、出て行って棒でさんざん叩くとその人は動かなくなった。弟は驚いて友達の家へ行き、「人を殺してしまった。一緒に行って片付けてくれないか」と頼んだ。ところが友達は、「一大事なことだ。私も一緒と思われては困るので行かない」と断わる。仕方なく弟は、常日頃は口も利かない兄の所へ行って、わけを話すと兄は、「それなら早く行って片付けよう」と言って一緒に急いでその場へ行ってみた。ところがよく見るとそれは人間ではなく、川原の大うなぎだった。兄弟はうなぎを担いで家に持ち帰り、ご馳走を作って食べたという話。
| レコード番号 | 47O230463 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C024 |
| 決定題名 | 兄弟の仲直り(方言) |
| 話者がつけた題名 | 兄弟の仲直り うなぎ退治 |
| 話者名 | 豊村幸徳 |
| 話者名かな | とよむらこうとく |
| 生年月日 | 19060805 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字東 |
| 記録日 | 19770326 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T17A12 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P198 |
| キーワード | 中の悪い兄弟,大鰻,仲直り |
| 梗概(こうがい) | ある所にお互いに口も利かないほど仲の悪い百姓の兄弟がいた。弟には兄弟以上に仲のよい友達がいた。川原の近くに弟の畑があって、作物が実っていた。ところが毎晩のようにその作物が盗まれた。ある晩、弟が棒を持って畑へ行き、隠れて見張っていると、誰かが盗んでいる姿が見えたので、出て行って棒でさんざん叩くとその人は動かなくなった。弟は驚いて友達の家へ行き、「人を殺してしまった。一緒に行って片付けてくれないか」と頼んだ。ところが友達は、「一大事なことだ。私も一緒と思われては困るので行かない」と断わる。仕方なく弟は、常日頃は口も利かない兄の所へ行って、わけを話すと兄は、「それなら早く行って片付けよう」と言って一緒に急いでその場へ行ってみた。ところがよく見るとそれは人間ではなく、川原の大うなぎだった。兄弟はうなぎを担いで家に持ち帰り、ご馳走を作って食べたという話。 |
| 全体の記録時間数 | 4:26 |
| 物語の時間数 | 4:11 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |