ある村に若い女がいた。夜になるとその娘のところに毎晩のように好男子がやって来た。親たちが不思議なことだと部屋の中をのぞくと、若者が娘の上にかぶさっていた。親はびっくりして、隣の物知りのおじいさんに相談した。おじいさんは、「男が来たとき、針に糸を通してその男の目に突き刺すように娘に言いなさい」と言う。それで両親はそのことを娘に伝える。その晩、また男が来たので、娘は言われたとおり目に針を突き刺した。すると男は驚いて山へ逃げていった。両親と娘は糸をたどって、アカマターを探し出し殺した。そのアカマターは殺される前に別のアカマターに、「私は死んでもいい。人間の女に自分の子を宿させてきたから大丈夫だよ」と言う。するとその別のアカマターが「その女が三月三日に潮を蹴ると、その子供は全部駄目になってしまう」と言う。それで、三月三日に娘に潮を踏ませた。それ以来、女の人たちは三月三日には浜に下りるようになった。
| レコード番号 | 47O230459 |
|---|---|
| CD番号 | 47O23C024 |
| 決定題名 | アカマターと娘(方言) |
| 話者がつけた題名 | アカマターの話 |
| 話者名 | 豊村幸徳 |
| 話者名かな | とよむらこうとく |
| 生年月日 | 19060805 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県粟国村字東 |
| 記録日 | 19770326 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 粟国T17A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 粟国島の民話P78 |
| キーワード | アカマター,針,山,浜下り |
| 梗概(こうがい) | ある村に若い女がいた。夜になるとその娘のところに毎晩のように好男子がやって来た。親たちが不思議なことだと部屋の中をのぞくと、若者が娘の上にかぶさっていた。親はびっくりして、隣の物知りのおじいさんに相談した。おじいさんは、「男が来たとき、針に糸を通してその男の目に突き刺すように娘に言いなさい」と言う。それで両親はそのことを娘に伝える。その晩、また男が来たので、娘は言われたとおり目に針を突き刺した。すると男は驚いて山へ逃げていった。両親と娘は糸をたどって、アカマターを探し出し殺した。そのアカマターは殺される前に別のアカマターに、「私は死んでもいい。人間の女に自分の子を宿させてきたから大丈夫だよ」と言う。するとその別のアカマターが「その女が三月三日に潮を蹴ると、その子供は全部駄目になってしまう」と言う。それで、三月三日に娘に潮を踏ませた。それ以来、女の人たちは三月三日には浜に下りるようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 4:50 |
| 物語の時間数 | 4:19 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |